花を散りばめた編み込みも可愛らしかった。元気のよい声で弾けるように話すラプンツェルは、長い年月虜の身だったとは思えない健やかさを感じ、見ていて気持ちいい女の子です。マスコット的なカメレオンの存在もあり、息子も楽しんでいました。
塔の上に閉じ込められたお姫様が男性との出会いによって、外の世界に踏み出すというストーリーから、「毒親に縛られた子供の自立の物語」という解釈もよく聞きました。確かに、ラプンツェルをなんとか塔にとどめようとする「お母様」は、ラプンツェルに「外の世界ではお前は無力」を徹底的に叩き込んでいましたし、それでも外界に出てきてしまったラプンツェルは「お母様」の意志に背いた罪悪感と外に出られた解放感の両方にさいなまれて情緒不安定になり、それも見どころではありました。
でも私は、その辺を深追いするのはつまらない、単純に華やかな映像の世界を楽しめばいいよ、と感じる映画でした。
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