半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

『夜の熱気の中で』

2007年02月25日 19時31分39秒 | 音楽(・・・いろいろな“音”も)
こんばんは、半次郎です。

今日は寒かったですね。
朝、道端の日陰にある水溜まりが凍っていました。
植え込みには、霜柱もありました。
この冬では、初めて目にする光景です。

さて、寒い時にはうだるような暑さの夏の映画の話を…。

タイトルの『夜の熱気の中で』は、シドニー・ポワチエ主演の『夜の大捜査線』の原題です。

人種差別や偏見が当たり前のように行われている一地方で、気乗りしないながらも地元警察の捜査に協力する有能な黒人刑事の物語です。

元々、休暇で故郷に帰る途中、列車を乗り換えるために立ち寄ったに過ぎない田舎町で事件に巻き込まれた主人公が、人種差別や偏見と戦いながら事件を解決していきます。

結局、差別や偏見に打ち勝つには、結果を出す以外にないということでしょう。

自尊心が強く差別的で、権力をカサにきて嫌な野郎でしかなかった地元の署長(ロッド・スタイガー)が、故郷に帰る主人公との別れ際で、自ら進んで彼の荷物を持ち『テイク・ケア』と一言いって手渡すシーンは、爽やかな感動を呼ぶシーンです。
構図も決まっています。

そして感動的な余韻を受け継ぐように、間髪を入れずレイ・チャールズの歌うブルージーなエンディング・テーマが続きます。
これでノックアウトです。

若かりし頃、半次郎はこの映画を、何度も観ました。
原作も読み、サウンド・トラックのLPも買い、DVDもあります。

観終わった後に、“元気”を貰える映画です。

半次郎は、こういう映画が好きなんだな~。
                               from 半次郎


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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
渋そう。 (うだぷー)
2007-02-26 00:29:17
これは、まだ観てないです~
半次郎さん、大好きな映画なのですね
BS,CSをチェックして、あれば観ますね
シドニー・ポワチエは、『招かれざる客』(キャサリン・ヘプバーン好き)と『手錠のまゝの脱獄』は観たけど・・・。
この有名な作品を観てないとは
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>うだぷーさんへ (半次郎)
2007-02-26 22:13:37
コメント、ありがとうございます。

シドニー・ポワチエは黒人にしては男前で、きっと白人からは嫉妬されたんじゃないかと想像されます。
『招かれざる客』もテーマは『夜の大捜査線』と似ています。
人種差別と偏見です。
ただ、困惑するのは“彼女”の親御さんの方ですが・・・。

半次郎は『手錠のままの脱獄』も、アカデミー賞の主演男優賞を受賞した『野のゆり』も観ていません。

主演作では、『夜の~』と『招かれ~』そして『いつも心に太陽を』が面白いです。
ちょっと新しいところでは、ロバート・レッドフォードと共演した『スニーカーズ』なんかも好きです。

ただ残念なのは、監督としては決して成功したとは言えないという事でしょうか。

うだぷーさん、是非、この『夜の大捜査線』を観て下さい。
何もする気が起きない様な“暑~い夏”に観ると、もっと感情移入しやすいかも?
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思い出しました! (うだぷー)
2007-02-27 00:54:44
『 野のゆり 』は、修道院か何かで、教会か
何かを(”何か”ばっかり)作るって映画でしたっけ
『 いつも心に太陽を 』は、荒れた高校にやって来た教師の話でしたねルルが主題歌
歌ってる。・・・合ってれば、2つ共 観ました
『 手錠の~ 』は、トニー・カーチスと手錠で繋がれたまま脱走する・・これも人権とかあったかな。
『 夜の~ 』は夏にエアコン付けずに観たらいいかな(モタナイか
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>うだぷーさんへ (半次郎)
2007-02-27 21:08:23
コメント、ありがとうございます。

『野のゆり』は分かりませんが、『いつも心に・・・』の方は、まさにそれです。
ルルの主題歌もPOPでいいですね。
『夜の~』は、続編が2作出ていますが、最初のが一番です。
「エアコンをつけずに・・・。」
いいですねェ

それと、もう一つ注文が・・・。
是非、ポワチエ側の立場で観て下さいネ。
間違っても、ロッド・スタイガーの方の立場で観ないでね。

後で、感想を教えて下さいね。
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