半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

『“朝寝・朝酒・朝湯”を愛する会』

2013年08月03日 10時25分45秒 | ★ やや半次郎の世界 ★

こんにちは、やや半次郎です。

このところ暑さ一息で、過ごし易い日が続いていましたが、今日は暑くなりそうですね。
いや、もう既に暑いです。
こういう暑い日は、やや半がお届けする可笑しな世界で、暑さを吹き飛ばしましょう!
逆に、暑くなる場合もありますが・・・。

………………

『“朝寝・朝酒・朝湯”を愛する会』

おはよー。
みんな、朝湯には入ったかな~?
気持ちいいよね~。
僕も朝湯は大好きです。

あっ、ご挨拶が遅くなりました。
“朝寝・朝酒・朝湯を愛する会”会長の寝酒湯一と申します。
ネザケ・ユーイチです。
名前に3つの要素が全部入っていることから分かるように、この会の会長になるべくして生まれて来た男です。

ただし、お酒を飲むようになったのは、成人してからです・・・と言っておきます。
一応、会長ですからね、えぇ。

えっとぉ、僕は常々、“朝寝・朝酒・朝湯”には順番があると主張していて、反論もあるにはあるが、一応、多くの会員が賛同してくれています。
その順番を言いますね。
僕の持論ですが、1に朝寝、2に朝湯、3が朝酒です。

1番目は朝寝です。
これは何時という決まったものはなくて、目が覚めても起き上がらず、そのまままどろんでいると再び眠りに落ちるのですが、この時が最も心地良いのです。
いわゆる二度寝と思ってもらっても結構です。

そして、2番目が朝湯です。
それまで僕は、朝はシャワーで済ます事が多かったのですが、仕事を辞めて毎日が日曜日になると、シャワーよりも湯船に浸かる方が気持ちいいということに気付いたのです。
ただ、朝湯に入る前にはコップ1杯の水を飲むことを推奨します。
体内の水分が少なくなっていると、思わぬトラブルが待っていますからね。
水のトラブルですが、クラシアンでは見てはくれませんし・・・。

え~、そうして身体が綺麗になって、サッパリ、スッキリとしてきたところで、3番目が朝酒です。
朝酒には適した種類があります。
やはりビールは良いですね。
なくてはならないものです。
口中もサッパリとしますからね。

その他には、切れがあって辛口の日本酒が良いですね。
摘みは特に適したモノがある訳ではありませんが、敢えて言えば、昨夜の残り物がマッチしているのではないかと思うのです。

特に、うどんの残ったのなんか最高で、麺が汁を吸ってしまって、丼に汁が見えなくなっていれば最高です。
このうどんを一本一本摘んで酒を飲む。
これが朝酒の醍醐味ですね。

他では、海苔の佃煮もいいですね。
箸の先にちょこっと付けて舌の上に置くと・・・、何杯でも酒が進みます。

えっ、じゃあ何で“朝寝・朝湯・朝酒の会”としないんだよ~・・・って?

それはいい質問ですね。
僕は韻を踏んだり、七五調の語呂を使っ・・た言い回しが好きなんですよね~。
ですから、“朝寝・朝湯・朝酒”だと語呂が悪いんですよね~。
“朝湯・朝酒・朝寝”だと、語呂はいいけど順番がおかしい。
お酒を飲んで酔ってから寝るのは、朝寝とは別ですからね。
酒の力を借りてやることは、保守本流とは異なりますから。

「よお~、お兄ちゃんよ~。その朝寝ってのには、綺麗なお姉ちゃんとの添い寝も入るのか~?」

えっ、え~っ?

「分かってんだよ~、こっちは~。お前だけ独り占めしようたってそうはいくか~。俺も一緒に添い寝させろ~!」

あいや~、今はただの話ですから、こっちに来ても何もありませんてば。

「独り占めは止せ~。俺も仲間に入れろっちゅうの!」

・・・ちゅうのったって、あんた。
困ったなぁ。
違うんですよ、おじさん。
これはねぇ、純粋に朝寝の話なんで、女の人は出て来ないんです。

「何を~、女が出て来ないだと~? 布団から出て来ねぇのかよ~、そらぁ、おめぇ、上手くやりやがったな~! 後でその話しを教えろよ~、まったくぅ。」

いや・・・、そうじゃないんです。女の人は居ないんです。

「何を? 女が居ない? お前ぇは、女が嫌ぇか?」

いや・・・、それは大好きですけど・・・。
いやいや、そういう話しじゃなくてぇ・・・。
弱ったなぁ。

「何を弱ったり困ったりしてんだよ、スケベ野郎! 俺にもイイ思いさせろ~!」

いや、だから、そうじゃないんですって、おじさん。
朝寝・朝酒・朝湯の順番なんですって。

「何を~、順番だ~? 俺はお姉ちゃんとの朝寝だけでいいから。他は要らないから。」

そう言われても困りますよ、おじさ~ん。
ここはそういうところじゃありませんから。
・・・と言ってみても無駄か、あのオヤジはそれしか頭にないんだもんなぁ。

「おぉ、ここか、朝の旨い酒を飲ましてくれるってとこは?」

おぉ、またおかしな奴が来たぞ。
いえ、ここは“朝寝・朝酒・朝湯”を愛する会の会場ですが。

「何の会場だよ、説明がなかったぞ。いいや、そんなモン。おう、その朝酒っちゅうヤツを飲ましてくんな!」

えっ、いやぁ、ここにはそんなモン、用意してないですよ。

「何だって、用意もしないで喋ってんのかよ! 許せねェ!」

す、すいません。
でも、これは・・・。

「おーい、湯に入れてくんな! 俺ッち、これからミイ坊とデートするんだよ。さっぱりといい男になって行かなきゃな。」

また変なのが増えたぞ。
ここは湯屋ではありませんよ、お風呂屋じゃないんです。

「何だよ、朝湯がどうとかといってたじゃないかよ、あんなに大きな声で!」

それはそうですけど・・・。
この会場を見て、これで風呂があると思いますゥ?
もう、むちゃくちゃだ。

「お~い、まだ俺の番は来ないのかよ~!」

あぁ、最初のオヤジだ。
何だよ、俺の番って。順番も何も、女なんか来る訳ないじゃん。まだ待ってたのかよ。
おじさ~ん、女の子は来ませんよ~。

「隠すなよ、嫌な野郎だなぁ。」
「お~い、酒は未だか~?」
「風呂はどこだ~?」

何なんだ?
女の子も、酒も、風呂もありませんよ~。
あ・り・ま・せ・んッ!

「ありませんって何だよぉ。心証を悪くするよなぁ。心証を害したぞ。」

“朝寝・朝酒・朝湯”が好きな人の集まりだけに、“心証(身上)”をつぶしました。

「下らない落ちでまとめるな~!」

By やや半次郎



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