見出し画像

彼是、ココに記。

お正月生け花、わたし流

私は生まれて此の方、お花やお茶等の「和のお稽古事」には縁がない。

昨年末、お得意様のお宅に伺うと、玄関に立派なお正月生け花が飾られていた。
おめでたい色合いに加え、凛と立っている花々を見たら、とても清々しい気分になった。

お得意様宅から帰る途中、運転しながら考えた。
お正月用のお花セットをわざわざ買うのもなぁ…
などと思っていたら、我が家の南天の、ぷっくりとした赤い実が目に浮かんだ。
「よし!あの南天でお正月生け花に挑戦してみよう」と心に決めた。

次の日、170cmぐらいの高さに育った我が家の南天の木から、実がたくさんついて重そうにしなっている枝の部分をちょっとだけ切り取った。

ずっと前に100均で買ったミニ剣山と、知人の方お手製の焼き物を前に、自己流の生け花開始である。

すぐに問題点が見つかった。
切り取った枝が細すぎて剣山に刺すことができないのだ。
うーんとうなりながら考えた末、枝の下部にぐるぐると園芸用のワイヤーを巻き付けてみたら、なんとか剣山上にとどまってくれた。

出来上がった生け花を、玄関の下駄箱の上に置いてみた。
お正月っぽい雰囲気は出ているものの、色がさびしい。

手先が器用な夫に協力を要請し、私の希望を細かく伝えながら金屏風を作ってもらった。
金屏風の前に南天、それと、ゆず。
『 出来上がったお正月生け花は、これ ⇒ 


自画自賛している私をあきれ顔で見ていた夫だが、あとで写真を何枚も撮っていたのを私は知っている。
来年のお正月も、これに決めた



能登半島地震の被災地域の皆様すべてが、早く早く安心して過ごせますように。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事