日々の便り

男女を問わず中高年者で、暇つぶしに、居住地の四季の移り変わりや、趣味等を語りあえたら・・と。

春の訪れ II

2008年03月16日 13時44分33秒 | Weblog
越後にも、漸く遅い春が訪れてきました。 温暖な地方の人達には何かピントはずれのような感覚かもしれませんが、北国に住む人達には、白い厳寒の毎日から開放された、何もかも新鮮に見える季節なのです。

毎年の恒例行事ですが、巡り来る遅い早いの季節に拘わり無く、この時期、卒業生の開放感に満ちた笑顔、就職に未来の大きい夢を抱いて輝いている希望に満ちた顔、定年を迎え何処か将来に不安を感じつつも、反面自己の真の姿を見つめ次の人生設計に思案に明け暮れている人達など、悲喜こもごもな顔が入り混じる今日この頃ですが、人の世とは関係なく、日に日に青みを増してゆく道端の草花に、雑音に耳をかさずに自然に順応して、静かに我が世を生きてゆく姿に、年老いたわが身を照らし合わせて、色々と考えさせられます。

金融工学とか称するアメリカのS・P問題を根源に・・モノラインの信用収縮・・過剰流動性・・商品相場の投機的な高騰・・為替の急激な変化・・経済指標・バリエーションが適応しない株式相場の混乱、加えて国際情勢を無視して目先の権力闘争に明け暮れ、世界から物笑いされている、嘆かわしいわが国の政治。

昭和30年代の国を挙げての、経済的には苦しかったが、社会全体が希望に満ちていた頃が懐かしく思い出されます。  確かに努力すれば夢がある程度かなえられた世の中であったと思います。 政治も人の心も目的を持つていたと思います。

 ♪ お茶を運んだ 障子の外に
      父とあなたの 笑う声が
    聞こえてきたのよ  とても明るく
   幸せなくせに  なぜ泣けてくくるの
      母のほほえみ  胸にしみたわ
        帰るあなたを  見送る道は
          おぼろ月夜の  春の宵なの 
                          作詞 山上 路夫

      
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