中庭の植木として、ネームプレートがつけられていたのでトチノキと認識していたが、じっくりと観察したことはなかった。葉が大きいというのが第一印象。そして、盛大な落葉が地面を覆い尽くすと云うこと。樹木一本だけなのにその下は落ち葉で覆われる。一枚の葉が大きいということもあるのだろう。トチノキといえばトチの実というのもよく耳にするし、とち餅なども聞いたことがある。その実は食用として重宝されたということである。縄文時代の遺跡にもあり、古くから食用にされてきたようだ。現代では製菓業の研究機関でも栃の実は研究対象となっているようで、webサイトに「栃の実には、苦味の強いエスシンと呼ばれるサポニンが多く含まれているため、あく抜きを行ってから利用されます。また、栃の実の皮には非常に多くのポリフェノールが含まれています。」と説明があった。この栃の実のサポニンやポリフェノールに着目して研究を進めているという。栃の実サポニンの機能については、大学との共同研究で、「血糖値上昇抑制作用」「脂肪吸収抑制作用」「抗肥満作用」が確認されたらしい。
30秒の心象風景15464・落葉~トチノキ~
https://youtu.be/YDIwT-JnI04
30秒の心象風景15464・落葉~トチノキ~
https://youtu.be/YDIwT-JnI04