うちは、家財道具が全て残されたまま引き渡されたので、カビ臭い布団など不用品を処分する必要がありましたが、逆に貴重な大正期の書籍や戦時中の物など、政治思想史や歴史研究を生涯続けようと思っている自分にとって、お宝の山でした。
そして古めかしい家で音楽を聴くとなれば…やっぱりレコード!
ホントは手回しの蓄音機が欲しいところですが…
昭和歌謡やクラシックのレコードと共にレコードプレイヤーも遺されていました。
日本コロムビア製のレコードプレイヤーです!
コロムビアって、プレイヤーも作っていたとは知りませんでした。
が、ターンテーブルが回らない。
分解してみると、ターンテーブルを回すゴムバンドがドロドロに溶けてへばりついている…
とりあえずネットでベルトを注文して、モーターの軸を合わせて…
飛んでいる基盤をハンダ付けして、右スピーカーが断線していたので繋ぎ直して…
ついでに針も交換して…(意外と、当時の針もネット上ではあるものなんですね!)
いつも仕事でデカい機械を直しているので、これくらいだったら朝飯前です。
聴けるようになりました!
ちょっと回転が早いかな?
村田英雄さんの「王将」!大好きな曲です!
「吹けば飛ぶような将棋の駒に 賭けた命を笑わば笑え 」この一節が男の狂気と熱意を上手く表現していて、とても好きです。
「友を選ばば書を読みて 六分の狂気四分の熱」と言いますからね。
…この歌…「人を恋ふる歌」…同世代で知っている人いるかな…?よく大学時代に、同じ学生服を着た武道系団体の仲間と飲みながらもとい、素面でも歌っていましたが。
終わったら自動で針を戻してくれる機能は、残念ながら使えませんが、聴けるだけでも十分です。
古道具屋さんによくレコードが売られているので、それを物色するのも楽しくなりそうです。