ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

初めて買ったきもの

2006年02月19日 | あわせ
初めて自分で買ったといっても、後が続いていないのですから、今のところ、唯一という方が正しいのでしょうね。何年か欲しいと思っていたこのきものを縁あって二年ほど前に手に入れました。山岸艶子さんのほたる絞りです。その当時、お店の方が教えてくださるに、この方はもう随分なご高齢で後継者もいらっしゃらないので、このままだと作家さん独自の技術が途絶えてしまうのですよ、と。袖を通すたびに、その後、引き継ぐ方は現れたのかしら、ということが頭をよぎります。美しいものを作ることは並大抵のことではないでしょうが、何とか次の世代に引き継がれることを祈らずにおれません。
ゆっくりめの初釜に合わせた帯は、大学卒業祝いに父方のK祖母からいただいたとみや帯です。孔雀に花紋の袋帯の一色をとったブルーの帯締で少し爽やかに。