ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

白地に緋色訪問着

2006年03月13日 | あわせ
コントラストが鮮やかな訪問着はM伯母からのものです。特に上前から裾にかけて模様がはっきりした色づかいなので、コンサートやパーティなどにどうかしら、と思っていたところ、格好のシチュエーションが到来。UCLA芸術建築学科デザインメディア芸術専攻の修了展覧会のパーティです。写真は友人の作品の中に入り込んで撮った一枚。後ろのスクリーンにも着物が映りこんでいるの、わかりますか。
こちらに持ってきている袋帯はどれも金糸が入っていてその場には光りすぎるということで、またしても訪問着に塩瀬帯という掟破り(?)をしてしまいました。このピンク地にろうけつ染めの帯もM伯母からのもの、帯締は帯から一色を取ってK祖母のたんすから出てきた未使用の紫色。帯揚は上七軒の「弓月」にて珍しく自分で手配したもので、桜色と薄い卵色がぼかしになった西陣お召。帯ときものを繋げる配色を意識しました。
春らしい装いを、と思って出かけましたら、ぴゅーぴゅー吹く風が冷たい宵でした。