私は生来恐がりなくせになぜか、霊的なものに興味を引かれてしまうクセがあります。
自分自身には霊感はほとんどありません。 見えないからこそ、知りたいと思う気持ちが強いのかも知れませんね。
見えもせず聞こえない。
せいぜい、気配を感じる程度です。それだって、なんだか薄気味悪そうな場所に行ってそんな気になったというだけで、気のせいといえば気のせいだったかもしれません
これはそんな私が体験した、今のところ唯一にして最大の、不思議な話です。
八年ほど前のこと、第一若駒の家で北海道に旅行に出かけることになりました。
旅行中、愛用の電動車いすトラブルがあるとイヤなので、日頃馴染みの業者さんに連絡を取って、車体をチェックしてもらいました。
バッテリー、モーター共に正常。走行を制御するコンピューターのマイクロプロセッサにもエラーなし。 フレームのゆるみやがたつきもなし。 タイヤの空気圧、いたって正常。
実際、2泊3日の旅行をなんの問題もなく終えて戻ってくることが出来ました。
翌日は疲れきって寝ていました。空腹と共に目が覚め、食べるものがなかったので買い物に行くことにしました。
外は結構な雨。
夜食べる分だけヘルパーさんに買い出しに行ってもらうだけで良かったのですが、なんにもなくて冷蔵庫もすっからかんでした。
後になってアレがないコレがないと大騒ぎするよりは、少し多めに買い物をして備蓄した方が良かろうと結論を出し、私も同行して買い物の指示をすることに決めました。
無事に買い物を終えてヘルパーと帰宅する途中、横断歩道の手前で車椅子の後ろの車輪が、後輪が片っぽ、いきなりモゲました…
四つある内の左の後輪が、なんの前触れもなくいきなり、ポーン、と、すっぽ抜けたのです 。突然に…
路上で『座り往生』して困り果ててた所を、通りすがりのおばちゃんと、若い軽トラの運ちゃんのおかげで助かりました。
ヘルパーさんと二人で丁寧にお礼を言い、トラックの荷台に壊れた車いすを乗せてもらってやっとの思いで帰宅しました。
速攻で業者さんに連絡を取り、状態を話して修理を頼みました。家に来た業者さんもしきりに首をかしげていました。
車輪というものは一番しっかりと固定されているべきもの。万が一外れることがあっても、前もってそれ相応の異常か見つからなければおかしい。
旅行前にも旅行中にもなんの問題もなかった。 今日も途中までとはいえ買い物に行って戻ることが出来た。
走行中にモゲるほど部品が緩んでいたんなら、乗ってる私にも絶対違和感が感じられるはず。
それがいきなり外れるって事は、なんかの前触れかもね…不思議なこともあるもんだ…
冗談交じりに笑って話し、仕事を終えた業者さんは帰っていきました。
実家の父親が亡くなった、と連絡を受けたのは翌日の朝早い時刻でした…
今となっては、これがいわゆる虫のしらせ、というものだったのかと思います。
霊感ゼロの私でもそれにふさわしい方法で通達が来るものなんですね
がっちりくっついているはずの車輪を外してしまうのだから、虫どころかゴリラ並に力任せな通達でしたけど。
自分自身には霊感はほとんどありません。 見えないからこそ、知りたいと思う気持ちが強いのかも知れませんね。
見えもせず聞こえない。
せいぜい、気配を感じる程度です。それだって、なんだか薄気味悪そうな場所に行ってそんな気になったというだけで、気のせいといえば気のせいだったかもしれません
これはそんな私が体験した、今のところ唯一にして最大の、不思議な話です。
八年ほど前のこと、第一若駒の家で北海道に旅行に出かけることになりました。
旅行中、愛用の電動車いすトラブルがあるとイヤなので、日頃馴染みの業者さんに連絡を取って、車体をチェックしてもらいました。
バッテリー、モーター共に正常。走行を制御するコンピューターのマイクロプロセッサにもエラーなし。 フレームのゆるみやがたつきもなし。 タイヤの空気圧、いたって正常。
実際、2泊3日の旅行をなんの問題もなく終えて戻ってくることが出来ました。
翌日は疲れきって寝ていました。空腹と共に目が覚め、食べるものがなかったので買い物に行くことにしました。
外は結構な雨。
夜食べる分だけヘルパーさんに買い出しに行ってもらうだけで良かったのですが、なんにもなくて冷蔵庫もすっからかんでした。
後になってアレがないコレがないと大騒ぎするよりは、少し多めに買い物をして備蓄した方が良かろうと結論を出し、私も同行して買い物の指示をすることに決めました。
無事に買い物を終えてヘルパーと帰宅する途中、横断歩道の手前で車椅子の後ろの車輪が、後輪が片っぽ、いきなりモゲました…
四つある内の左の後輪が、なんの前触れもなくいきなり、ポーン、と、すっぽ抜けたのです 。突然に…
路上で『座り往生』して困り果ててた所を、通りすがりのおばちゃんと、若い軽トラの運ちゃんのおかげで助かりました。
ヘルパーさんと二人で丁寧にお礼を言い、トラックの荷台に壊れた車いすを乗せてもらってやっとの思いで帰宅しました。
速攻で業者さんに連絡を取り、状態を話して修理を頼みました。家に来た業者さんもしきりに首をかしげていました。
車輪というものは一番しっかりと固定されているべきもの。万が一外れることがあっても、前もってそれ相応の異常か見つからなければおかしい。
旅行前にも旅行中にもなんの問題もなかった。 今日も途中までとはいえ買い物に行って戻ることが出来た。
走行中にモゲるほど部品が緩んでいたんなら、乗ってる私にも絶対違和感が感じられるはず。
それがいきなり外れるって事は、なんかの前触れかもね…不思議なこともあるもんだ…
冗談交じりに笑って話し、仕事を終えた業者さんは帰っていきました。
実家の父親が亡くなった、と連絡を受けたのは翌日の朝早い時刻でした…
今となっては、これがいわゆる虫のしらせ、というものだったのかと思います。
霊感ゼロの私でもそれにふさわしい方法で通達が来るものなんですね
がっちりくっついているはずの車輪を外してしまうのだから、虫どころかゴリラ並に力任せな通達でしたけど。