_「言うならば、天皇家のスポンサーとして織田商社があった様なものだ」
「織田商社の領民になると、自由な商売と兵役の義務を免除された」
「そして能力次第で、立身出世が望めた」
「もっとも織田家の場合、権力と財力を同時に持つ事は無い」
「羽柴(豊臣)秀吉でさえ、借金漬けであった」
_「織田家は組織を整備し、人材を適材適所に配する事で機能した」
「そして、それを支えていたのも貨幣である」
「だから、悪銭の撲滅は至上命題であった」
「その考え方は、自らの組織にも当てはまった」
「硬直化をもたらす家臣は、容赦無く切り捨てた」
_「切り捨てられた家臣が、信長を酷く恨んだとは聞かれない」
「恐らく相応の資産を持つ事や、再雇用の機会については保証したのだろう」
「もっとも、有能な人材が出世する組織に居た訳だ」
「信長に特別嫌われでもしなければ、そこは安心していただろう」
_「そもそも、大名が戦争に明け暮れて良い訳が無い」
「戦火は田畑を荒廃させ、領民を疲弊させる」
「失った労働力は戻らない」
「戦火で傷ついた領民も、元には戻らない」
「戦火を避けて、逃亡した領民もそうだ」
「大名家としても、戦争で傷ついた家臣」
「命を落とした家臣に対して、相応の補償を行った」
「補償も無くして、命がけの戦いが出来る訳が無いからだ」
「大日本帝国は、それをやっていた訳だが……」
「国民の疲弊を、物ともしない考え方」
「これは、やはり宗教的側面が強い国家であったと言える」
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