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くまさんの日常

日々の出来事をつれづれなるままに書き連ねています。治療院の裏話や本音がにじみ出るかも

頭を使いましょう

2008-04-06 14:58:17 | 日常
今日友達のバンドが横須賀のお祭りに招かれて、Country&Westernをやります。
ところが同時開催されるはずだった横須賀基地内のお祭りは中止になったようですね。桜を見たりするのはオッケーで入れないわけじゃないらしいですが。
昨日この話題について友人とも話したのですが、どうも本筋が違うのではないかという部分で意見が一致しました。

基地内の行事が中止になったのは、例の米軍関係者が起こした刺殺事件がきっかけです。その後もいろいろなカタチで報道されているようです。ここで一つみなさんに考えていただきたいことがあります。確かに米軍関係者が事件を起こしました。ですが、これは米軍関係者だからいけないのでしょうか?
他にも刺殺事件などは最近頻繁に起きていますが、一日だけしか報道されませんよね? ということは、マスコミでは「米軍はいけない」という判断で報道を続けているわけです。別に事件を起こした当人や軍を弁護する気はさらさらないのですよ。問題はそこではなくて、このように事件に関係して報道し続けることで本質が見えなくなり、違った方向にそれを見た人たちの考えが向いて行くということにあると僕は考えるわけです。
イージス艦との衝突事件もありました、確かに自衛艦のなかで規律がどうだったのかとかそういう問題も含んでいますが、あれも本当は「海の上のルールを守らなかった」ことが事件につながっているのではないでしょうか。

このようにして新聞、テレビなどのマスコミは報道する内容の焦点をどこにあてるかによって印象が変わることを利用しているわけです。

ですから、僕は一つの報道を信じることをしないように心がけますし、自分が出来るかぎりいろいろな角度から物事を見るようにしています。そうすると、思わぬ一面が浮き上がってきたりするものなのです。他者から与えられた(刷り込まれた)価値基準や判断をそのまま信じていて幸せですか? 自分の頭の中やこころを他人に好きなようにいじられて楽しいですか?

自分の価値観を基にした判断、この柱がしっかりしているほど人間としても進歩できるのかと思うのです。

別れはないのです

2008-04-06 12:07:32 | 治療院
時折末期の方の治療を依頼されることがあります。
自宅で、病院でなど様々なかたちで。

そんなときの心がけがひとつあります。
今を少しでもいいように

大切なのは「今」だと思うんです。
そして病気のことを知っていてもいなくても、ご本人は何となくご自分の寿命を悟っていることが多いです。
悟っていなくても、治療中にいろいろとお話を伺っているうちに感じることがあります「このかたは無意識に終わりを知っている」と。

だからこそ「いま」が大切になると思います。かけがえのない時間を家族とともに過ごす今。


そしてもう一つ大切なこと、それはひきとめない
もちろん早く逝ってほしいと願う家族はあまりいません。少しでも一日でも一秒でもそばにいてほしい、そう感じるのは当然だと思います。でも、引き止められると逝けないのです。
話をしながら今までの生き様をお話しになる方が多くあります。そのなかで「この人はもう十分生きたと感じているな」と伝わったときに、「もう十分に生きたとお感じなんですね、いろいろあっても十分に生きてきたんですね」とお話しすると、ホッとした表情になります。

大抵の場合、それがお別れになることが多かったですね。
もういいよね、十分ですよね。先に旅立ってください、ご縁があったらまたどこかでお会いしましょう。

さようならはないのです、どんなときも別れではありません。分かち合った時間がある人とはなにかしらのご縁があるのです、だから「またお会いしましょう」「いってらっしゃい」とお伝えしたいのです。


合掌