この前ある記事では、、今は二人に一人か三人に一人は癌患者らしく治せる方法がまだまだらしいと記事を読む。もしも研究が進めば大勢の人の命が助かる‼ 昨夜の記事をリンクして保存します。
『新型コロナ感染者数の減少に、大きく影響したとみられているワクチン接種。 そのワクチンの技術をがん治療にも応用したところ、マウスを使った実験では、ほとんどのマウスで、がんがなくなったことがわかりました。
コロナ禍で大きな効果を発揮して注目されたのが、全く新しい形のワクチン「メッセンジャーRNAワクチン」です。「RNA」とはタンパク質の設計図のこと。 コロナウイルスのスパイク部分の設計図だけを注射して、体内の“細胞工場”に送り込むことで、無害なスパイクだけを大量に生産。これに職人「B細胞」が反応して抗体を作り、感染を防ぐ仕組みでした。
この設計図の技術が今、がん治療に応用され、臨床試験がスタートしていることが明らかになりました。この研究には「メッセンジャーRNAワクチン」開発の立役者、カタリン・カリコ博士も参加しています。
神奈川県立がんセンターの笹田哲朗医師は「体への負担が少なく、これまでのがん治療で懸念された副反応も少なくできる」と期待を寄せています。 一体、どんな仕組みなんでしょうか?
私たちの体内では多くの免疫細胞が連携してがんと戦っています。 攻撃の司令塔となる「樹状細胞」、がん細胞を攻撃する、「キラーT細胞」や「NK細胞」、さらに、やっつけたがん細胞の後片付けをする後方部隊のような細胞「マクロファージ」などもいます。 ただ、そのチームワークをもってしても、チームワークをもってしても、がん細胞。
そこで、今回は、免疫細胞たちをパワーアップさせる、いわば“応援団”となる4種類のタンパク質をメッセンジャーRNAを利用して体内に送り込む作戦です。 というのも、このタンパク質を体の外で人工的に作るのは大変。 そこで、4種類のタンパク質の設計図だけを作って体内に入れ、“細胞工場”で作ってもらいます。
すると、その4種類のタンパク質は、それぞれが“専属の応援団”となって免疫細胞を活性化。 それぞれがパワーアップしてがんと闘ってくれるという仕組みです。 また、このタンパク質の設計図は、がん細胞周辺だけに投与するので、治療による体の負担も少なくなることが期待されています。
この仕組みについて、笹田医師は「本当に効果があるかは人で試さないとわからない」とする一方で、「設計図だけを作ればいいので、薬のコストも下げられる可能性がある」としています。研究チームはすでに海外でがん患者へ臨床試験を始めていています。』