平方録

大改造になっちまったぜ

接ぎ木して育てているバラの苗4本と、購入したつるバラ2本の定植をするころ合いである。
それに加えて鉢植えのバラが4鉢、つるバラが7種あって、これらの鉢の土の入れ替えや施肥の世話が必要で、さらに、つるバラのせん定をする必要がある。
せん定も含めて、概ね年明けから作業にかかれば十分間に合うのだが、定植作業はぼちぼち始めなければならない。

一方で10日から開始を予定している横浜イングリッシュガーデンのせん定作業の手伝いにも行かなければならない。
もっとも余りの暖かさで、せん定後のに新しい枝が伸びてしまうと、それが本格的な寒さに遭って傷む恐れがある。作業の繰り延べを検討中だが、それでもかち合うことは必定なので、早めに済まそうと言う魂胆である。

現役時代の12月は師走の名にたがわず毎年毎年忙しい思いをしてきたが、そんな境涯から抜け出しても師走は師走であるらしい。
今年から味気ない印刷の年賀状に変えて、版画で作ってやろうと思っているのだ。
それも5色刷りなので版木を5枚彫った。ここまでは11月中に終えたのだが、なぜか彫っただけで、刷りはまだ手をつけていない。
試し刷りをしてみたが、はがき用紙には絵具の乗りが今一つで、それなりの工夫が必要なようである。
だが、どうすればいいのか、今のところ見当がつかない。

早く決めて本格的な刷り作業に入らなくてはならない。
1枚作るのに5回刷らなければいけないので、今年は50枚限定にしようと思っているが、それでも250回刷りを繰り返さなければならないのだ。
頭が痛いのである。
昼は庭仕事、夜は版画刷り。身から出たさびとはいえ、嫌だね、こんなサイクルは。

さて、バラの話に戻って接ぎ木苗の定植にもひと汗が必要である。
庭のどこか隙間に植えておけばいいという話ではない。
咲いた時の視覚効果を考える必要があるのだ。
お気に入りのブラッシングアイスバーグの苗2本は既存のものと並べて、こんもりとした株が出来上がるようにしたい。

そのためには場所を移動する必要があり、そうなるとバラを植えている花壇全体の大改造をしなくてはならない。
大した広さではないものの、ここにはエキナセアやらルリタマアザミ、ペンステモン、ゲラニューム、サルビアネモローサなどの宿根草が植わっている。
みな何年にもなるので、根が張っているのだ。移植ゴテでは歯が立たず、シャベルが必要で、これらの移動も一苦労である。
掘りあげてそのまま放置しておくわけにいかないから仮植えをしておく必要もある。
あっちを掘ったり、こっちに植えたり、朝9時から始めて午後3時まで。まだまだ終わらないが、根を傷めないように傷つけないように移植するのは、案外大変な作業である。

掘り返していると、随分とミミズが現れて、それも長さが15センチ、直径に至っては1センチはあろうかという立派なミミズである。
これは正直言って嬉しいことで、ミミズがたくさんいるということは土中がミミズによって常に耕され、ミミズが出すフンの栄養分が供給されている、と言うことを意味する。
結構なことなのである。

植物とは声こそ出さないが、何となく会話しながらやるんですナ。意思が通じていると感じるときがあるんですナ。
こういう土いじりは楽しい。



とりあえず既存のブラッシングアイスバーグ1本の植え替えを含めて、ブラッシングアイスバーグ2本、真紅の花をつけるバーガンディーアイスバーグ1本を定植した。葉は全部落とした方が良いのだが、暖かいし、余りに緑が濃いのでついつけたままにしておいたが、微妙なところである。
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