岩手に暮らす友人から今年も超特大秋刀魚が20尾も入ったトロ箱が届き、タイミングを計ったように阿波・徳島の友人からもスダチと鳴門金時がどっさり詰まった段ボール箱が届いた。
サンマにスダチは欠かせない一品で、サンマの味を引き立てる絶好の名脇役である。
焼酎に絞って入れれば、何杯でもさわやかに飲めてしまう。
鳴門金時は栗でさえも脱帽せざるを得ないくらいに甘くてほくほくした味はもちろんのこと、それはそれはうっとりするくらいきれいな紫色の衣をまとったサツマイモである。
いずれも特産品と胸を張るだけのことはあるのだ。
塩焼きや刺し身は定番だが、生産地の推奨の食べ方がトロ箱に添えられていて、去年に引き続いてこれを楽しみにしていた。
まず秋刀魚を3枚におろし、熱く熱したフライパンに油も引かずに皮側だけ10秒ぐらいさっと炙る。
あぶった片身をすぐに取り出して、氷水を入れた冷水に浸して熱を取り、紙で水けをふき取って冷凍庫に15分くらい入れ、食べる直前に取り出して、一口サイズに切り分け、きれいに並べた上から、みじん切りにした大葉、ミョウガ、万能ネギとすり下ろしたショウガをたっぷり乗せて出来上がり。
ニンニクのすりおろしかみじん切りを加える手もあるようだ。
これをポン酢につけて食べてもよし、スダチを絞りかけてもよし、要は自分の好みで食べればよい。
これが絶品で、新鮮なサンマが手に入ったらこうして食べるのが一番だと思う。
とても美味しいから1人1尾ではとても足りず、とても満足できない。妻と2人のわが家では4尾使ってちょうど良い量になる。
脂が乗っていておいしい。EPAもたっぷり含まれているから言うことなし。
難点は秋刀魚をたくさん用意しなければならないことだが、大量に獲れる旬の時期なら高級魚の足元にも及ばない金額で手に入れられる。実に庶民の味方である。
加えてもうひとつ。これを肴にすると日本酒でもスダチを絞った焼酎でも、ついつい飲み過ぎてしまうことである。これは結構なことなのだが、まぁ、難点と言えば難点なんですな。
かくして名産品、特産品が一堂に会す豊かな食卓が出現するのである。
もちろん友人たちの心遣いが最良の薬味となる。
送り手の顔もおぼろに秋刀魚かな
「細道」の香りも消えでスダチ来る
どうやら「戦争法案」の委員会採決は持ちこされ、17日朝から理事会を再開することを決めて、午前3時過ぎに散会したようである。
雨の中、国会前に集まった人たちは頑張った。国会前だけでなく地方地方で開かれた集会にも大勢の人が集まって反対の声を上げているのだ。
最近の世論調査を見たって、法案賛成は3割に満たない。従来と違って多くの国民が直接行動に出て、反対の意思を表明しているのだ。こんなことはかつてなかったことだ。
これだけの反対を押し切れるものなのか。無視できるものなのだろうか。
秋刀魚とスダチと鳴門金時。そして秋刀魚の炙りたたき
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