午前5時過ぎのこと…
ブログを書くために机に向かっていて、ふと顔を上げると南東の低い位置に下弦の細い三日月が昇ってきたのに気づく。
糸のように細い、萩原朔太郎の詩に黒猫とともに登場してきそうな三日月である。
写真に撮ろうとしたが、スマホのズーム程度ではあの細くて繊細な輝きをとらえることは不可能で、早々にあきらめた。
ベランダに出てまだ明けるにはしばらく時間がかかりそうな暗い空を見上げる。
すると西の地平線近くに大きく傾いて今にも沈もうとしているオリオン座を見つけた。
前夜、10時少し前にベランダに出て星空を見上げた時に南南東の空にこのオリオン座が大きく展開しているのを見て、あれっ、夏の間は見えなかったのに、いつの間に…!と少しばかり驚くと同時に、季節の歯車がゴットンと音を立てて動いたのを実感させられた。
2か月ほど前の先月初旬ころのオリオンの位置はと言えば、寝る前の南西の空にあったはずなのに…
もしかしたら記憶違いかもしれないが、とにかく、冬の夜空を彩る主役のオリオン座が戻ってきたことだけは確かなようである。
冬がもうすぐそこまで来ている。
午前6時前、ようやく東の空が白み始め、糸のような三日月は太陽に追い立てられるように上へ上へと昇っていく。
ブラッシングアイスバーグも咲き出した
しかし、花の色がなんとなくぼやけた感じで瑞々しさに欠ける気がする
やはり夏の暑さが影響してるのだろう