古くから自然というものに親しんできた日本には24の節気があり、72もの候がある。
1年間を24に分けたものが「節気」であり、節気をさらに5日づつの3つに分けたものが「候」である。
中国渡来の考え方で24節気はそのままだが、72候はさすがに日本の気候風土に合わせて幾度も修正・変更されてきたらしい。
10月23日は24節気でいう「霜降(そうこう)」であり、72候では霜が降り始める「霜始降」である。
関東の平野部、わけても海沿いのわが地方ではまだまだ先の話なんだろうが、山里ではぼちぼち霜の便りが、ということか。
今朝は5時半に起きて外を見ると、昨日1日中降り続いていた雨は止んでいたが、いつ降りだすかわからないような、雲が低く垂れこめていて、おまけに北東の風が雲を追いやっている。そのまま雲がなくなってしまえばせめてもの慰めだが、雲は次々にわいてくるようである。
北東風が吹くと関東は雲がわいて天気が悪い。おまけに気温も下がる。今日も秋空は期待薄である。
室内の気温は15度。窓を開けて外の空気に触れてみると、案の定、北東風のせいもあって空気はひんやりしている。
昨日の天気予報で「今年一番の冷え込み」といっていたので天井裏の物入れにしまってあったガスストーブを取り出しておいた。
まだ使うこともないだろう、などと思っていたが、あればあったで使ってしまうものだ。
震えているよりスイッチ一発、点火してしまえば済む。縮こまっているより数段ましである。
おかげで室温は21度。
この霜降は「霜始降」の次が「霎時施」で「小雨がしとしと降る」、「楓蔦黄」の「モミジやツタが紅葉する」と続く。
それが終わると24節気は「立冬」である。
冬の影が忍び寄る。
「冬来りなば夏遠からじ」。希望というものはどこにでもあるものなのだ。
北東から吹いてくる冷たい風に雲が流されていく
最新の画像もっと見る
最近の「日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事