平方録

なでしこに期待しよう~っと

4年前の決勝戦で日本のなでしこが延長の末に一度はアメリカに突き放されながら、終了間際に奇跡的な同点ゴールで追いつき、PK戦にもつれ込んで優勝してしまった。
その今キャプテンをしている宮間が蹴ったコーナーキックを当時のキャプテンの沢がチョンと出した足でコースを変え、さすがの美人で反射神経の鋭いゴールキーパーのホープ・ソロも防げなかったあの光景、あの一瞬はまさに時が止まったかのように、今でも鮮明に覚えている。

2011年の東日本大震災の直後の大会だっただけに、日本中が余りの劇的さに騒然となって喜びを爆発させた一瞬なのだが、私自身も鳥肌が立っような感動を覚えて、つくづく「こんなこともあるんだ」と泣きそうになってしまった。
あれからもう4年かと、月日の経つ早さは格別だが、あれ以上の感動があるんだろうか、と今回は冷めた目で“なでしこジャパン”のテレビ中継を見ているのも、何か自ら楽しみの幅を狭めてしまっているようで、つまらない性格だなぁと思う。

W杯女子サッカーカナダ大会。昨日のスイスとの初戦は1対0で勝つには勝ったが、もう2、3点は取れていただろうにと思わせるような消化不良な試合で、相手の10番のバッハマンとかいう覚えやすい名前のいかにもアルプスのひなびた山里に暮らしているような、ほっぺたを赤く染めて牛や羊の世話をしているような俊敏そのものの選手が足を滑らせなければ同点ゴールを決められていて、その勢いは止まらず、押せ押せの中で追加点を取られて負けていたはずである。
まぁ、緒戦というものはそんなもので、徐々にギアを入れていけばいいのだろうが、せめて決勝にまでは何とか勝ち残ってもらいたいものである。

それにしても、四捨五入すれば40歳の沢を監督は良くメンバーに選んだと思っていたが、先発出場した沢を見ていると、守備から攻撃まで、若い選手の先頭に立って見本を示しているかのような献身的なプレーを続けていたのには、正直驚いたし、監督の意図と言うのが理解できたような気がした。
これに今回初出場している若い選手が物おじしないで縦横に活躍できれば、アメリカが勝ち上がってくるだろう決勝も面白い試合になりそうな気配なのである。
何となく、気がついたら勝っている。鼻息荒く「やあやあ我こそは…」という大見えを切って戦うのではなくて、何となく勝負をつけてしまう、それがなでしこなのだ、とも言えるのである。相手を力任せにねじ伏せて勝つのではない、何となくかわしながら勝利する。大和撫子には、そういう戦い方が似合っているのかもしれない。

ともあれ、男の期待外れは女性がカバーする時代なのである。

午前11時からのテレビ中継と言うのは、隠居の身にはとても無理なく観戦できる時間であった。
その直前にはアメリカ対オーストラリアの試合を中継していたのでこちらは後半戦の途中から見た。
結果は3対1でアメリカが快勝したが、FWのワンバックとか快足FWのモーガンというかわいらしい子も健在で、何と言っても敏捷な動物のような反射神経を見せるホープ・ソロちゃんも野性味を失わずに健在であった。

興味本位にインターネットでソロちゃんを検索してみたら、何と元フットボール選手と結婚しているのだが、マリファナをやったり、レイプしたりで逮捕歴のある男で、結婚式前日にも2人の間で警察が駆けつけるような流血騒ぎを起こしていたりしている。しかも、ソロちゃん自身も姉と甥に対する暴行事件を引き起こして逮捕されているような事が書かれていた。
ワイルドだなぁ~!



午前4時の東の空。今日は梅雨の晴れ間らしい。

同じ時刻の南の空
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