平方録

曲者ぞろいのチューリップ

花壇の大改造2日目。
あっちを掘り上げてこっちに植えたり、こっちを引っこ抜いてあっちにもっていったり、ミミズへの挨拶と穴掘りの連続である。
しかし、前日とうって変わって曇天で、天気屋の私としてはあまり気分が乗らない。
やはり、庭仕事は光あふれる太陽の下でやるほうが気分が良い。

それでも9時半頃から午後1時ころまで続けて、あらかたの作業を終了した。
花壇内の配置を工夫したせいか、空きスペースもぐんと増え、その空いた部分に1年草を植え替えていくと一層季節の変化に富んだ花壇が出現するはずである。
地下茎で増えるので手を焼いていた雑草の駆除も、掘り返し作業を繰り返したおかげで、だいぶはかどったようでもある。
黒々とした土を眺めながら、出来るだけ単一の1年草でスペースを埋めることにし、苗の準備はパンジー以外にないので、チューリップとアネモネの球根を植えることにした。

アネモネはずっと以前に通信販売で購入しておいたが、チューリップはまだである。
例年、妻が好みのものを物色してくるのだが、今年は二女のところに誕生した孫娘のための“家政婦稼業”が忙しくてそれどころではなかった。
この時期にまだ売っているだろうかと危惧しつつ、ホームセンターへ。
1軒目は売り切れ。そりゃあそうだろう。時期外れだもんね。

仕方なく、もう1軒を覗いてみる。すると、売り場の端っ子の籠の中に一把ひとからげ状態で誰にも振り向きもされずに残っている。
やれやれと籠の中を覗き込んで見ると、さすがに売れ残りである。個性の強い品種ばかりが売れ残っている。
特にピンクの花びらに緑色の縦じまが浮かぶ品種などは、群生させると案外見事なはずである。
かわいそうに、籠の中には大量に残っていて、ここら辺りの人には人気がいま一つのようである。
しかし、こちらにとっては大助かり。どんな個性も扱いようによっては見事に映えるのである。これを30球ほど選び、その他に何種類か30~40球を購入。
いずれも3~5球ごとに袋詰めされていて、これがどれも一袋100円のたたき売りだから20袋でたったの2000円。大助かりである。
今日は早速、アサイチで植え付けしなくては。

チューリップの花期は長くは無いが、咲けば豪華である。
そうこうするうちにバラが咲き始めるだろう。
植え替えの大改造効果も相まって、案外、見ごたえのある、良い春が巡ってくるかもしれない。



“曲者ぞろい”のチューリップ。数えて見たら72球あった。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事