家の中の小さなクリスマスツリーの前にサンタさん用だという牛乳とクッキーを“お供え”して微笑んでいる姫の写真が送られてきたので「サンタさんにはアルコールの方が良いだろうに」と返信しておいたら、今のところ返事は無い。
朝起きたらプレゼントを手にするはずである。
わが幼少期は、枕元にプレゼントが置かれていて、朝起きて見て大いに喜んだものだが、姫のところにやってくるサンタクロースはクリスマスツリーの横に置いて行くんだそうな。
姫の気持ちを汲めば起きて待っていて、直接受け取りたいところだろうが、母親から、寝ない子のところにはサンタさんは来ないわよ、と言われてるんである。
代わりに、そこに御礼のお供えしているというわけだ。
ほぼひと月前の11月21日の姫の誕生日には、安保法制に反対した京都大学の教員や学生たちが発した緊急アピールを童話にした「戦争と平和を見つめる絵本 わたしの『やめて』」という本と「まどみちお詩集」をプレゼントした。
1年生に「わたしの『やめて』」は少し難しいだろうとは思ったが、分からないなりに目に触れるだけでもいいと思い、贈ったのである。
母親に聞くと、すぐに開いて読みだして「これはテレビでやっているのでしょう」と聞いたというんである。
それを聴いて正直驚いた。中身の理解はともかく、その存在を理解したことは上出来である。
何かの時にまた開いて読んでほしいと思っている。
そういう読解力ならば、と誕生日の本のリストのひとつに加えていた「長くつしたのピッピ」をサンタさんに託したのである。
ピッピと仲良しになってもらいたい。
やけに暖かかった昨日午後、ハワイへ移住した友人のYさんから携帯電話に電話があった。
それが、声は聞こえるのだが、こちらの声が届かないらしい。
こちらから電話し直すと「電波の届かないところに…」などと、一向につながらない。
さては幻の声かと半分疑い始めたが、現在入院しているところの電波状態が良くないらしく、あさって退院するので食事でもどうかという誘いであった。
病気治療のため、去年から日本に戻っているのだが、ようやく酒が飲めるまでに回復したらしい。
話しているうちに声に力があることが分かり、明るさもにじんでいて、二つ返事で了解した。
他の仲間も誘ってみるという。
この友人は隣町でしゃれたパブをやっていて、母と娘2人で気楽にグラスを傾けるような人たちが安心して集っている店で、ちょっと酔ってハメを外しかけるような客は平気でつまみ出してしまう店だった。
初日の出を見るために元旦の日の出前から相模湾にカヌーを漕ぎ出していたのもこの頃で、そんな酔狂なことやってるんなら浜辺でたき火して温かい鍋でも作ってやるよ、と実際に数年間は元旦の早朝の鍋パーティーが浜辺で繰り広げられていたんである。
それが突如、ハワイに行って向こうで店をやる、といってナントカ天狗のように颯爽と海のかなたに消えて行ってしまったのである。
で去年、突如電話がかかってきて、以来闘病生活を続けていたんである。積もる話は間もなく聞ける。
大人のクリスマスプレゼントと言うのも、あるもんである。
山形の友人から特産の「啓翁桜」が届いた。お正月にも満開の桜が楽しめる。一足早い春爛漫を味わうのである。
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