例年2日の午前中は比較的行列は短いのだが、元旦は寒さと雪のせいで出控えた人が多かったと見えて、その反動か込み合っていた。
本殿到着まで1時間超かと覚悟をしていたが、あにはからんや40分ほどで拝殿前へ。
去年と雑踏警備の責任者の考え方が変わったのか、ロープ規制は相変わらずだが、1回ロープが上がるたびに前に進める人数が増えたように思う。その分、前にすすむ距離が長くなっているようだった。規制されてもスムースに進むのである。大変よろしい。
といっても40分も待つということは、相当忍耐強い。
それにしても、暮の東京駅のスイカ騒動を思い出すと彼我の違いは際立つ。
願い事は一つだけした。
八幡様に通じる段かずらは大規模改修に入っていて、1年以上先の2016年3月まで工事中で、高い塀に囲まれて無粋な姿をさらしている。
おかげで段かずらの両側の店が遮断されてしまって不便この上ない。
500メートルの段かずらの石積みが老朽化したり、大正時代に植えられた250本あるソメイヨシノの植え替えやらが目的のようである。
桜は180本程度に減らされるようだ。国家予算と同様、何かと減額ばやりである。
食堂の類も当然ながら込み合っていて、例年なら地元客でにぎわうだけで、ほとんどすんなり座れる中華料理店も、味の良さが浸透したせいか支配人らしき人物は申し訳なさそうに「相当なお時間がかかってしまいます」だって。
結局、自宅近くにできた、美味しいと評判のドライブインのようなラーメン店に行ってみることにしたが、何とここも行列が出来ていて馬鹿馬鹿しいので帰宅した。
家ではインスタントラーメンをすする。とんだ昼食難民である。
夜はNHKの歌舞伎中継をずーっと見る。大阪の松竹座と歌舞伎座の両方からの中継で、これは良かった。
しかし、団十郎と勘三郎の二枚看板を失った歌舞伎には正直言って華が欠けているように思える。
華を取り戻せるかどうかは、後を継いだ者たちの精進次第である。
この世界も大きな変化に見舞われている。
どの世界にも盤石はないなようである。
ここから拝殿前まで40分の道のりである
拝殿前への最後の関門
本殿前から下を見ると午後に入った行列は相当伸びていて、1時間半コースか。
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