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平方録

確かに空気は「清明」そのものだけど…

悪天候が4日も続いた後に戻って来た春の陽光 ♪
それでなくてもよどんだ空気感の下で家に閉じ込められてカビが生えかけていた身体の虫干しを兼ねて一昨日、昨日と波打ち際を自転車で突っ走ってきて、少しは溜飲が下がってきているようだ。
一昨日は強い南西の向かい風の中、国道134号を車と並走しながら息も絶え絶えになるほどの全速力で突っ走ったし、昨日はわざわざ長い上り坂を2つも選んで走り、筋肉と心肺機能に喝を入れてきた。
お陰で、今朝起きて見ると太ももに若干の筋肉痛があって、これはこれで「気持ちの良い痛み」と言ってよく、ボクは嫌いではない。

週末を控えて、外出自粛のお願いが今度も出そうだな、と思ったのも強めに身体を動かした理由だった。
案の定、自粛要請が出されたが、わざわざ人混みに出かけていくわけでなし、近所の海辺を自転車で走るくらい…と思うが、まぁ不良老人を自認しつつ、ちょいワル老人にもなりきれない生真面目が服を着て歩いているようなボクとしてはほどほどにと言う気持ちも先に立つ。
面倒で迷惑な話だが、それはそれで仕方ない。
一時の辛坊…と言い聞かせつつ、一時っていつまで ? という疑問も付きまとう。

二十四節気では今日あたりから「清明」に入るんだそうな。
「玄鳥至る」といって、ツバメが南からやってくるころなんだとか。
そう言えば、鳥を追いかけている方のブログには数日前からツバメの姿を捕えた写真が掲載されはじめた。
わが家では落葉樹のトップを切って、ハート形の葉っぱのカツラの芽吹きが盛んになっている。
ものの本には「清明とは、すべてのものが清らかで生き生きとする頃のこと。若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、生命が輝く季節の到来です」という解説が添えられている。
ボクたちニンゲンに「清明」が届くのはいつになるのだろう。

相模川河口まで波打ち際に沿って伸びる湘南海岸自転車道は何度もやって来た春の嵐に吹き飛ばされた砂浜の砂が積もって、とても走れないだろうと思っていたが、きれいに除砂されていた ♪

来た道を振り返る 右奥は江ノ島

そうだよな、特に若者はこういう広々としたところで身体を動かすべし ♪

近所まで戻ってきて、イチゴ栽培のビニールハウスの脇を通りかかったらイチゴの甘い香りが、それも頭がクラクラするくらいに濃厚な香りが漂ってきた

そのハウスの隣の木に咲いていたこの花…

白くて清楚な花がびっしり咲いている…何の木だろう
多分実がなるだろうから、なった実を見ればわかるかな


わが家で一番早起きの落葉樹・カツラの芽吹きが始まった ♪
葉っぱはごらんの通りのハート形


生まれたての葉が朝日に輝く 


葉が広がる前には赤い紐のような花を咲かせるのだが、わが家のカツラは2、3度、それもわずかばかり咲かせただけで、ここ数年は咲いたのを見たことがない
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