「お天気今一つやけど・・とにかく会社早引けして行こうや~」
「わかった~~」
高千穂河原に在る霧島神宮古宮跡と高千穂峰山頂で毎年11月10日に行われる天孫降臨御神火祭を
数年前から見に行きたいと思っていました。
しかしお天気が雨で中止だったり、都合が付かずなかなか・・・タイミングが
予報ではお天気下り坂で前線が夕方から夜半に通過・・・決して良いお天気ではありませんが
夕方17時に山頂で行われる祭事に行ってみる事に
山頂17時着を逆算すると・・高千穂河原登山口を遅くとも14時45分出発・・
となると宮崎を13時には・・
バタバタと昼食をとり13時10分出発、宮崎は快晴~~
高千穂河原に近づくと・・雲が多くなり・・・
「予報どおりや・・下山時は雨かも・・」「また合羽・・・」
しかし道路は~~~紅葉真っ盛り火山灰の影響が少なかった様
14時30分に高千穂河原駐車場に着き
「今日山頂で有りますか~」と駐車場で聞くと「神主さん達は行ったよ」と
すぐに用意し
いつもは殺風景な古宮跡、すでにお祭事の用意が・・・
14時50分、刻々と青空も日差しも無くなり・・風もそこそこの中出発
登山道に入ると、「お~~~~良いじゃん」
霧島山麓で今期初めての紅葉らしい風景に~~~立ち止まってばかりで
到着時刻が気になり・・・先行
一瞬の日差しに生える紅葉~~~
ガスが出てきて・・お鉢の縁はすぐに見えなくなり
斜面には数組数人が登っているのが見え、この時間から登る人は全て目的は同じでしょう
お鉢の斜面を登り始めると・・・風とガスに囲まれ・・別世界に
登るにつれガスも更に濃く、風も強く成り・・
「この風では・・止める・・」と数組の方とすれ違い
とにかくお鉢縁まで・・・
お鉢縁まで登って来て・・数人の方はそのまま行かれましたが
この後1時間この風に吹かれて登って、山頂で泊まるならともかく、祭事を見学して・・
雨に成るであろう中ヘッドライトを点け再度下る事を考えると・・
「帰ろうか~」「帰ろ~~また次の時にしよ~~」2人とも即決
下り始めると向かい風で・・時々立ち止まり
そんな中も登って来られる方もいて・・半数の方はあきらめて下山、半数は行かれたようでした。
「きゃ~~~飛ぶ^^」
樹林帯まで下りて来ると・・雲の下に出て視界も広がり風もそこそこ
「なん・・ここ別世界や~~~」「ここが普通!上が別世界」
古宮跡で行われる祭事は17時から、まだ1時間以上有るので紅葉散策を
紅葉と枯れ葉の絨毯の中を~~~
16時40分、駐車場に戻りザックを置き、霧島市のふるまいでガネと霧島茶を頂き
(ガネとは薩摩のちょっと甘い芋もかき上げみたいな)
祭場で待つ事10数分始まりましたが・・・じっとしていると「ここの寒さなめてた」
慌てて車まで防寒服を取りに帰り・・何とか
祝詞が始まり、しかし様子は人だかりで何も見えず、simaさんのリモート画像をのぞき見
周りは祝詞がかすかに聞こえるものの・・がやがや世間話
お辞儀をされている方はちゃんと祝詞を聞いていらっしゃる方です。慌てて私もお辞儀
松明に火が付けられ
霧島九面太鼓の奉納が始まり~~
simaさんの真似をし・・以前作った『超ロング自撮り棒』を車まで取りに戻り数m上から
また最前列の一番前に陣取って見学中の方が・・・撮った画像
炎が凄い~~
今度は霧島神楽の奉納が始まり、演目は海彦山彦
またも人垣の上から自作自撮り棒で~~~
何処で見てるのか?居ないな・・・と自撮り棒で人だかりを覗き込むと・・、「居た」
またもや最前列でご観覧中・・・砂利の上に正座して見ていたらしいです。
最前列から撮った”山幸彦が海幸彦に謝っているところ”の画像
山彦と竜宮のお姫様
第1駐車場も第2駐車場も満車!皆さんが一斉に帰る前に帰ろうと・・18時半「もう帰ろうや~~」
都城市街地まで戻って定食屋さんで~~『特上すき焼き定食』
「この肉全然特上じゃ無い」「特上は肉質が特上じゃ無く、量が倍って・・・」
確かに紛らわしいネーミングです。正確には”特盛すき焼き定食”でしょうか
数年越しの思いは・・・今年も叶いませんでした。
と言うより見たい思いが、ガスと風に負けました。
今回ガスガス強風の山頂での祭事がどうだったか知りませんが・・
やはり穏やかな夕焼けに照らされて行われる祭事が見られる時に再度挑戦しましょう。
「古宮の祭事はもう見たし~~今度は山頂で丁度良いが~~~」
初めて見る古宮の祭事は荘厳なものでした。
願い事のお札を書き祈願したにかかわらず
もっと真剣に祝詞を聞き参加すべきだったと・・・反省しています。