「11日は雨だけど、雨が似合うヤマシャクヤクとかどう?」
「雨は・・・12日には晴れるから」
お山歩は12日に.....しかしどこに行くかは.....前夜でも未定のまま
高千穂峰で朝日を見て、中岳中腹散策路をぶらり・・とか候補が有りましたが、
決まらぬまま12日朝7時霧島方面に向けて出発・・・。
宮崎自動車道小林ICでを下りて・・
「結局何処行くの??」
「甑岳のミヤマキリシマの様子を見て、えびの高原の様子をうかがって、最後に中岳中腹散策路のつつじの丘」
甑岳に近い広場に駐車・・一番乗りです。
用意をして、8時45分出発
木漏れ日の爽やかな、栂の林を・・・
「ザックが軽いんだけど」
「重いって言ったから水も入ってないし、食料も今日の分だけ、こっちはガッツリ水入れてきた」
「自分だけトレーニングして、アルプスで楽しようと思ってるでしょう・・」
山頂に向けて急な登りも楽ちん・・のはず・・「膝が変」「えぇ・・・ウソやろ」
快晴です。甑岳の池塘を望むと・・もう数人の方が散策中でした。「保護のために入らない方が良いのにね~」
今日は右回りで・・周回します。
飯盛山や、えびの加久藤方面がすっきりと見え、
「そこの広場がある建物何処かな?」「白鳥温泉の下の湯ね」
ミヤマキリシマも咲き始めていますが、ミツバツツジもまだ沢山咲いていました。
この時期、甑岳に来た事が無かったのでこんなにミツバツツジが有るとは知りませんでした。
しかも、花弁に黒い斑点の無いキリシマミツバツツジ、霧島固有種です。
なぜか寄り道が多く、やと甑岳山頂へ。
「ここが山頂?地形図を見ると南側の方が高いのに」「三角点が有るからここが山頂なんじゃない」
この角度からの韓国岳も良いですね~~。
「新芽が有った!!」
「美味しいよ~~」「食べられるのは判ったけど、美味しくは無いし!えぐいし!!」
「えぐいのが美味しいちゃが」「アクを抜いてくれたら食べる」
そこ一帯のガメ(サルトリイノバラ)の新芽が無くなりました。
展望の良い岩の上で・・この場所は・・・急斜面(ほぼ断崖)に突き出た岩の上です。
珍しく二人で記念撮影。普段ストックは使わないので久しぶりの大活躍でした。
甑岳を周回して下山です。
「この森、ドラマになるよね~」「もしかしてそれ絵になるじゃないの」「そうそれ」
不動池方面に行くと、外国からの団体さんや沢山の人で路肩は満車状態!!
駐車した空き地に戻るとここも満車!!、さすがにえびの高原は人気有りますね~~。
つつじヶ丘のミヤマはまだまだの感じ、えびの高原ホテル跡地のノカイドウはまだまだ咲いてました。
久しぶりの中岳中腹散策路です。
噴火前2009年12月高千穂峰のシルエットが見たくて早朝来て以来久しぶりの散策路へ、
川に堆積した火山灰が以前より少し減ったかな~って感じです。
膝に負担の有る有名な石畳の坂は・・砂場です。
散策路に上がると・・2010年5月16日以来3年ぶりの景色ですが、
砂原にミヤマキリシマと空木と茅が生えているって雰囲気です。
ミヤマキリシマはほぼ満開状態で「茅が減った分だけミヤマの花が良く見えるね~~」「茅が減ってすっきりした感じやね」
木陰を見つけお昼です。
以前(噴火前)にこんな草むらに座ろうものなら・・・ダニが・・・モゾモゾ・・・でしたが!
火山灰で砂場状態!安心してシートを広げ座れます。「唯一良くなった事かも・・」
メニューは3週連続ほぼ同じ、今回は乾燥ほうれん草も入れて見ました。
「存在感ないね」「早く入れすぎたじゃない」
まだ登れない中岳を望んで・・山頂付近は完全に灰色ですがすぐ下に緑が見え、登山道も確認できました。
中腹までピンクの花が見える・・生きているね・・咲いているね・・。
散策路は何処もほぼ満開。
新燃岳方向をよく見ると、ロバの耳(普通はウサギの耳って言うらしいけど、ロバの方がひったりなので)はもっと傾斜が有ったよね
「削られたのかな~~」「ミヤマも沢山咲いていたのに、今岩山やね~」
手前の中岳の斜面にピンクの花がちらほら見えます・・・咲いて居るんですね。
高千穂峰方向は、見える範囲のミヤマキリシマは全部咲いています。
「こんなに咲いてる事無かったよね」「生き物は種が生存の危機になると、今まで以上に種を増やそうとするらしいよ」
「去年はもっと咲いたやろうね・・・」
パノラマで西から中岳、高千穂峰まで
高千穂河原からお鉢の斜面を見ると・・・咲いています。
拡大すると・・・満開ですね・・・。
今朝車に乗ってもまで行き先が決まらず、迷った末の甑岳と中岳散策路でしたが、新しい発見もあり、楽しいお山歩でした。
お山歩の一番忙しい季節になりましたが、女の子の膝に違和感があり・・今後の予定は未定です。
とりあえず、くじゅう平治山にテント泊で行く日取りだけはきめたいのですが・・・。
行きたい所は沢山有るのに......すべて未定...。