「扇ヶ鼻は微妙みたいやね・・・」
「今年は平治も大船も行ききらんし・・・」
「標高低い所に行ってみようや~~」
まだ膝は標高差600m前後が精一杯
しかも岩の段差の少ない所しか・・・
でも”くじゅう”でミヤマキリシマが見たい
扇ヶ鼻(1700m)より標高の低い、まだ登った事の無い岩井川岳(1570m)へ
しかし登山口が標高1030mと牧ノ戸峠(1330m)より300m低く
標高差500mを登らなければ行けません
土日また雨予報・・・辛うじて11日金曜日午前中なら雨具なしでも行けそう
10日夕方久住方面へ・・お気に入りの場所で車中泊
ここはトイレがウォシュレット付き、ベンチも屋根付き、駐車場もほぼ水平でしかも静か
5時起床、朝食の準備をしながらお泊まりのお片付け
定番のモヤシ1袋とウインナー1袋のお味噌汁におにぎりとトマト
登山口6時半着・・・車1台も無し、誰も登ってません
用意をして7時15分出発
何の花か?
林道を先へ・・
荒れた作業道を歩き
登山道らしくなり
アセビの大木の林・・・を一定の勾配で
さすがにマイナーな登山道、地面が露出していません
笹が多くなり
周りが開けて来て、ミヤマもちらほらと・・・しかし花は終わってる
瀬の本の交差点や道路が見え・・この頃はまだ辛うじて展望が有り
「結構登って来たね~~~」「まだ牧ノ戸峠より低いし・・」
木々の間から~~
「あそこ!ミヤマ満開や~~~~」「あれ何処?扇ヶ鼻?」
「扇ヶ鼻の尾根続きとしても南西の斜面や・・」
牧ノ戸峠からの登山道からは絶対に見る事の出来ない景色に興奮
標高が上がるにつれ・・ガスが湧き始め
ミヤマキリシマが多くなり・・しかし終わった株も多く
気持ちの良いい登山道を進み~~誰一人と会いません
傾斜が緩くなり平原大地に・・
大地に出ると分岐を山頂へ
南東からの風とガスで・・・
「山頂何処??」「GPSではもう過ぎてるけど・・」
こう言う時、視力が未だに1.8の人が居ると助かります
「あそこなんか有る!」
初『岩井川岳1577m』
山頂から先の南斜面も咲いていて、見に行きたかったのですが
風とガスでゆっくり景色を楽しむ余裕なく・・・
扇ヶ鼻方面にもう少し行ってみるか or 帰るか、思案しながら分岐へもどり・・・
また踏み跡と獣道か沢山有り・・ガスガスでは来た道を外れると迷いそうで
しかしここはミヤマキリシマを楽しむ所楽しむために来た
良い場所を見つけては道から外れ・・・
お互い見える距離を保ちながら
「いや~~~風!強!」
ガスがなければね~~~
最高の景色なんですが~~これはこれで良しと
平治岳や扇ヶ鼻の様にびっしりミヤマが咲き乱れる景色より
私は笹の間にミヤマがポツポツト有る景色が好きです
扇ヶ鼻南斜面のミヤマキリシマが気になるので、
登らないにしてもガスが晴れ見えないか・・
大きなミヤマの株の風下にシートを敷き・・・しばし待機
朝のおにぎりの残りや行動食を食べながら・・・
昨日のヤマテン予報久住編をふり返り
『九州の西に迫る気圧の谷に向かって湿った強い南東風が吹きつけ
南東斜面は濃い霧が・・そのままお昼には雨に変わる』
雨が混じってきて・・・
「帰ろう~~」「見たかったな・・・」
大きなドウダンツツジの株を見つけ
これは白かピンクか?
半分ほど下山すると・・・「え~~~」
ガスが取れ始め・・・稜線がかすかに・・・しかしもう戻ります
帰りは林道のショートカット道らしきを通り下山
沢山のおやつを見つけ「ここの美味しい~~」・・一向に進まず
11時15分無事下山
ここでも採取食事中~~
GPS計測で距離6.7km、時間4時間(休憩20分)、累計標高差597mのお山歩でした
木々の間から見えたミヤマが満開の尾根は
牧ノ戸峠からの登山道からは絶対に見えない
扇ヶ鼻から西に続く尾根の南斜面でしたね~~
瀬の本まで戻ると雨が降り出し・・・やれやれ
「標高差も600m弱やったけど膝には丁度良かった」
くじゅうのミヤマキリシマも見れ、膝にも優しく、本格的な雨にも遭わず
丁度良い久しぶりの平日のお山歩でした
すれ違った人は2組4人だけで、この点でも許容範囲内でした
今回の岩井川岳への登山道はまだ昔のままの登山道でした
最近の登山道は通る人が多くなったせいか、
地面が向きだしになり、更にドロドロぬかるみ
ある意味人間による自然破壊
人が歩けば草が伸びず後が残り・・
更に歩けば踏み跡が残り・・
更に多くの人が歩けば地面が露出し・・
雨で浸食されぬかるみ・・
特にここ数年このスピードが速く感じるのは私だけかな?
登山と自然の折り合い・・難しい問題ですね
ミヤマシーズンもそろそろ終わりですかね~
今週末はワクチン接種2回目
「熱出ないやろうか・・・」
「反応が早い若い人しか出ないって」