「よっしゃ~~晴れや~~」
「見られるね~~」
雲仙岳や九千部岳が望める所まで来ると・・・山はどっぷりと白いガスの中で
「え.......うそやろう」
千々石町から田代原トレールセンターへ向け、狭く離合できない県道201号線を走り・・
トレールセンター駐車場に8時到着、奥のトイレをお借りして・・
(トイレには建物横からアイスバーンの様な木道を通るのでは無く、キャンプ場方向から左折芝生の中を行くのが良いですよ・・転ばなくて)
8時半出発、九千部岳山頂付近はガスで見えません。
あえて急な北西尾根から登ります。もちろんザックは通常どおり19kgと14kg。
大雨で浸食された杉林に沿った登山道を・・・
登るにつれ・・・足元には・・・白いヤマボウシの花びらがいっぱい・・・
「もう散ってるっちゃね....」「遅かったのかな・・・」
登るにつれガスが濃く成り・・・・気持ちが落ち込みますが、それにしてもこの林・・・ヤマボウシの多い事
木の根の張り出した坂をペースを崩さないよう・・黙々と
水平距離1kmで標高310mを約1時間ペースで登ります。
南斜面が展望出来る所に来ると・・・「まだ咲いてる~~~」「ガスが無ければね・・・」
確かに・・・ピークは過ぎていますが・・・まあぎりぎりってところでしょうか。
「風があるから・・・ひょっとしたら・・・」「吹き飛ばしてくれるといいね・・・」
10時30分、九千部岳山頂に着きましたが・・・
山頂から南斜面を見下ろすと・・・・
反対側の田代原牧場や遠く島原方面にはガスが無く・・・「あの斜面もすごいね~~~」
「ガスが薄くなって来た~~~~~」「もう少し・・頑張って~~~~」
日差しも当たり始め・・「すごい~~~~」
向こう側まで・・はっきりと見え
こっちも
「いいね~~~~」
反対側の雲仙普賢岳や平成新山もはっきり姿を見せ・・手前のピークもそこそこですね~~。
白い斑点が斜面に広がる光景を数分間・・・堪能し反対方向に下山です。
ガスがまた巻き始め・・途中の岩場に再度上がりましたが北側の田代原側がかすかに望めるだけ・・・南斜面はまた真っ白に・・
下山を始めて・・雲仙方向のピーク「鞍部を北に降りるよ」「あのピーク行くのかと思った・・・」
ヤマボウシの花は葉の上に上を向いて咲いているので下からは全く見えません・・・
鞍部に着き・・ヤマアジサイの咲くゴロゴロの登山道を更に下り
苔むした岩のゴロゴロする道を・・「ゲッ」「なに!遊んでると~~~」「起きれん・・・おかしくて」
下山時3度目の大転倒!ここの苔良く滑る事
実はいつもの登山靴をソールの張り替えに出していて、4年前に買いソールの減った2年前の靴なのです・・・と靴のせいに・・・。
土石流で埋まった分岐を左折
ヤマボウシの花びらでいっぱいの平坦な歩道と滑る木道を淡々と歩き・・・・「この道もう飽きた......」
田代原トレールセンターに下山すると12時40分・・島原発フェリーの時間は13時55分・・・
「急げば間に合う!」「ストレッチとトイレは港に着いてやね!」
20分前に着き、すぐに乗船「雲仙九千部岳ありがとう~~」海路30分で熊本港へ
熊本で遅い昼食を食べ宮崎に18時前に帰り着きました。
GPS計測で距離5.1km、時間4時間10分(30分休憩)、累計標高差474mのお山歩でした。
日程を晴れの日に変えたのに・・ガスでヤマボウシの群落は見えないと思っていたところ・・
数分間ですが全容を見ることが出来、ラッキーでした。
ピークは過ぎている感じでしたが・・・それはそれで大満足。
今回登山道は田代原から北西尾根を水平距離1000mで標高差310mの直登でしたが、私達にはこのルートが正解で
下山に使った道は石ゴロゴロ道で傾斜は少し緩やかですが、好みに合いませんね。
しかし良く滑る苔でした。
転倒を苔と靴のせいにしてますが、最近バランスを崩すと止められない・・
そのままなすがまま・・歳のせい?体力?バランス感覚の衰え?・・・何にせよ困った事です。
帰りに島原港から熊本港にフェリーに乗る事ができ、全て高速道より1時間弱早く楽して帰る事ができました。
今週もお天気良さそう~~。
オオヤマレンゲがまだ咲いてるかな~~気になります。