「今週大浪池はパスして、白髪岳に行こうや・・」
「何か花咲いてると・・」
「まだ何にも無いけど・・・近いし」
大浪池マンサクの満開は去年より2週遅れと勝手に決め4月9日に行く事に
そこで白髪岳へ
2日朝、予報は晴れ、しかし麓から見上げる白髪岳は完全雲の中・・・しかもまあ寒い事
林道を10km走り登山口に9時前到着・・・誰も居ません・・しかもガスガスで気温1℃風もそこそこ
「寒いね・・冬の手袋も帽子も全部下ろしたし....止めようか??」
車を離れた空きに、さっさと用意を始めていて・・
「大丈夫やが~~私にテムレス貸して、猪ノ伏まで行って見て・・どうしても寒かったら帰る!行けそうなら行くでどう?」
私の性格の弱い所を的確に責める言葉に負け・・
「とにかく行くは・・・」
9時50分出発
猪ノ子伏は15分で通過、言葉を交わす間も無く・・更に進み
昨夜の雨は山では雪だったらしく・・・寒い訳です。
「寒いね,,,,,」「テムレスめっちゃ温かい~~」そのまま続行
サルノコシカケで盛り上がり~~
尾根の奥が白く見えてるのはガスと思ってましたが・・
「なん....あれ~~~」「霧氷や~~~凄い」寒さより霧氷のテンションが勝ち、また続行
ゴーゴーと風の音と共にバラバラバラバラ「きゃ~~氷が落ちてくる~~」
しばし・・・足を止めて
吹雪ならぬ吹氷 頭に当たり首筋に入り・・「きゃ~~~」
降ってくる氷が数個写っていますね~~。
標高が上がると霧氷も安定していて・・・「白い花が咲いてるみたい~~」
白髪岳山頂方面が見えてくると「真っ白や~~ご褒美の雪景色や~~」
「ご褒美の景色を見たから帰ろう」と言うであろう事を察したか、
すかさず「あの霧氷の林の入り口まで20分で行けるかな~~」「何とかね・・」続行です。
尾根からあさぎり町を見下ろし・・・。テムレスはゴムで滑らず良いと大活躍
三池神社に着き、お参りをし・・・すぐに無言で山頂方向に進み・・・
山頂稜線は冷たい風と・・霧氷でいっぱい「後20分やが~~~」
鹿よけネットも霧氷が風上に成長しているのが良くわかります。
計ってませんが・・たぶん気温氷点下それにネットが膨らむほどの風・・・
「さむい~~~~~」返答無しで続行
神社から山頂までの長い事・・・風さえ無ければこの景色を堪能したいところです・・・が・・
寒さに耐え最後の坂を・・「もうちょっとやが~~~」あえて言葉を返さず・・・
11時30分やっと山頂~~~霧島連山を北側から眺め
更に雪も降り出し・・・パンを食べながら・・すぐに下山
今日初めて会う人とすれ違い
「寒いですね~~」「凄い景色ですね~~」一人さっさと行ってしまい・・
樹林帯の所まで戻って風をよけ・・・やれやれ「めっちゃ寒かったね~~~」「まだ寒いし」
皆さんが遊んでいる木にぶら下がり「いちにのさん」身体が全く上がりません
「子供の頃は木登り得意だったのに・・・」「何年前の話や」
何度か挑戦しこれが精一杯
「背中を打って動けなくても、ヘリコプターは呼ばんよ」「あぁぁ・・」
更に下り、大きなブナの木の所で初休憩
登る時、氷が降ってきた所の霧氷はすっかりなくなり・・。
「さっきすれ違った人達はここの霧氷見てないって事よね」「だね~~、見たのは朝1番の俺たちだけかも~~」
13時登山口に帰り着くと4台増えていて・・
GPS計測で距離7km、時間3時間19分、累計標高差492mの寒さに震え続けたお山歩でした。
寒さで固まった身体を入念にストレッチして・・『道の駅 錦』で遅い昼食のうどんを食べ夕方宮崎に帰りつきました
結局山頂まで引きずられ、4月の思いがけない霧氷に感激した一日でした。
先々週、伯耆大山の山頂まで行けなかった悔しさがあるから今回は「寒くても山頂まで行けて良かった~~~」
今週末霧島連山のお天気は雨予報ですが、
テムレス(防寒防水ゴム手袋)をもう一つ買って大浪池マンサクの花のトンネルを見に行かなくては