「これで大浪池周回出来れば膝も一段落や」
「出来るのは出来とおもうけど****」
以前、手術前は「軽く大池池周回でも行きますか~」と言っていた
軽くと言っても距離6km、累計標高差400m有り
私達に取って大浪池周回は
雨の日や時間が無い時、また行く所が思い当たらない時に
韓国岳よりお気軽お手軽に行ける所でした
それが!手術後13週で何とか~~です
「ミツバも咲いてるし人も多いから早く行こう」
5時起き6時出で、登山口駐車場7時半着
さすがにすんなり駐められましたが
快晴予報と裏腹にガッツリまだ雲の中のガスガスです
「眠いし遅いほどお天気良くなるからちょっと寝ようや~」
「賛成~~~~~」
30分ぐっすり熟睡し~~スッキリ目覚め、
その間にほぼ満車に
用意をしていると『toraさん』が通りかかり
声をかけて頂きtoraさん達は県境登山口から大浪周回とのこと
ザックも前回と同じ8kgだがペッチャンコ
「ザックをもう少しかっこよくしたい~~」
「じやあフリース入れて膨らしたら」
8時13分出発
登山道横はこんなにハイノキが有った??と思うほど
ハイノキの白い花がいっぱい
またギンリョウソウの多い事
元々ここはこの種の植物の多い所ですが~~
透き通る様な~イカの刺身のような透明感
大家族や~と思っていたら
運動場で遊んでるかの様な、奥の林もずっとです
依然ガスガスの中を順調に登り
術後3週間目の「前回と全然違う~~やっぱ良くなってる~~~~」
西周りへ
所々にミツバツツジが~~それも固有種キリシマミツバツツジです
「何処にテント泊行くんですか~~めっちゃ!きつそうじゃん」
せっかくなのでテント泊一式入れて来たのだが・・・
雲が切れ、日差しが出はじめ
「ミツバこんなに有ったけ~~」
確かに途切れる事無く咲いていて~~
青空も見え始め
韓国岳も雲が取れ~~~
新緑一色の火口内
以前はヤブヤブで無理無理通ってた所に
誰かが目印を付け、
踏み跡が出来、
今では立派な登山道となった所を歩き
数週間後の主役達もすでにスタンバイ
ミヤマキリシマ満開の時、
お気に入りの場所も蕾でいっぱい
朝食後すでに5時間、
お腹も空いたので岩陰でお昼
前回のサンドイッチ画像が好評で、
今回は生ハム・・・
「これでどうだ~~~撮るから持ってて~~」
食べるために作っているのか・・・
見栄えのために作っているのか・・
本末転倒の気もしますが・・
楽しければ何でも有りと~~~
膝の事も有るのでゆっくり
50分の休憩後
キリシマミツバツツジを見ながら移動
これだけ通って(かよって)いても、
こんなにミツバが有った??と思いたくなるほど
がしかし、花が咲いて初めて何の木か判るレベルで・・納得
ミツバ越しに池を見たり~~
しかしキリシマミツバツツジと言えば
私にとってやっぱり『新燃岳北斜面』
左の鞍部から溶岩の流れた下のあたりへ伸びていた居た登山道の噴火前の景色・・・
ご存じ無い方に~~2010年以前の過去画像です
この状態が数100m続いていた・・過去画像見直しても・・・「うあ~~と」
しかし今全て火山灰と溶岩の中、
奥に見えるのは獅子戸岳の獅子顔・・過去画像です
嬉しい事に大浪池周辺も
気のせいか増えてきた様~~
以前の新燃岳の様な花のトンネルにはほど遠いが
彼方此方に
それでも途切れ無く続き~~
これはこれで満足
こんな遊びをしたり
崖下の新たな場所にヒカゲツツジを見つけ喜んだりし
11時47分火口縁鞍部で記念の構図
問題の石畳を丁寧に下りながら
「え~と・・ある?でも・・ない?でも・・イエス?でも・・・ノーじゃない・・」
「なんね・・」
「・・ハイや~~木の名前・・ハイノキやった^^やっと神経繋がった思い出した」
「ハァ~?それまるでブログネタやん」
「使っていいよ~~」
などと馬鹿な話で盛り上がりながら
前回は杖を突きながら悲壮な顔で下りましたが
今回ハイノキの花弁が散らかった石畳を
難なく下り12時30分下山でした
GPS計測で距離6.3km、時間4時間15分(休憩50分)、
累計標高差404mのリハビリでした
登山口より鞍部まで普段45分を今回も45分で登りok
また鞍部より下山するのに普段30分ですが今回35分で下山
時間的には合格、
違和感は有るけれど前回みたいな痛みは無いと!
「前回と全然違うからよかった~~~」
帰宅後、膝に腫れが有りアイシングをしましたが、朝には収まり
翌日もまあ普段の感じと・・・
やっと『大浪周回合格』ってところです
「やっぱり「3ヶ月すればまあ歩ける」って、整形の先生が言った通りや~~~」
大浪池にあれほどキリシマミツバツツジが有ると今まで気づきませんでした
しかしよくよく考えるに連休中に大浪池にはあまり来ていない
2010年以前は韓国岳から新燃岳へミツバを見て縦走で通らずだし
噴火後は立ち入り禁止も長く、最近も他の所が多く来てない事が理由かも
ミヤマキリシマもそんなに早く咲く気配では無いし
キリシマミツバツツジもまだ今週末も見られるでしょう
10年後とかもっと木が大きくなりミニトンネルになるといいですね
新燃岳も10年このまま火山活動が収まれば入山出来るかも知れないし
生き残ったキリシマミツバツツジが花を咲かせてくれるかも知れません
山を歩ける健康を維持せねば