「やっと日曜日晴れる~~~」
「神様はやっと愚痴を聞いてくれたね~~」
11日9時半えびの高原駐車場に到着
駐車場の方に「さっかぶいゃね(久しぶりやね)~~生きおいやったな(生きてたね~)」と、
えびの高原駐車場には先月6日以来・・・月3.3回ペースの私達にとって1ヶ月空くのは異例中の異例です。
「会社のガス検知器、持って来た!」「なんすると」
「登山道のH2S(硫化水素)濃度を計ってみようかな・・」「誰が持つと」
「これ500g入れて、丁度12Kgやん、いいが」「・・・」
10時前出発
やっぱりお山歩はいいですね~~~風も無く~~しかも快晴~~~!
さすがにもう12月、駐車場では気温3℃、登山道には霜柱が・・・
「後見てん~~雲海が溢れそうや~~」「あれは熊本の人吉盆地や・・・」
風は冷たいのですが・・5合目に着く頃は暑く・・いつもの2枚で
休憩もせず爽快に8合目を過ぎ・・・視界が広がる所
「うわ~~~空気がめっちゃ澄んでる~~」「こんなにハッキリ開聞岳が見えるのも珍しいね~~」
「開聞岳と桜島の間の山・・・・何処の山?」「方角的には薩南の山やろう・・」
「・・・あれ・・海の向こうじゃない」「島?・・・えぇ~~硫黄島かも」「硫黄島って??」
「3人乗りセスナ機で50分の火山の島・・鬼界カルデラの縁、6500年前日本史過去1万年で最大の噴火した火山、青森下北半島にまで火山灰が積もった火山」
「初めてや~~~」
確認してみました。
口之永良部島は開聞岳と重なるか左側になり、
開聞岳と桜島の間に見える山(島)は硫黄島しかありえません。
少し登って、「屋久島もめっちゃ見えてる」「海岸線まで見えてるかもね~~~」
「あれは?~~種子島?」「志布志湾から続く、大隅の山々やろう・・・種子島には山無いし・・見えない」と
疑問は残るものの・・種子島は見えないと言う事で終わっていました・・・・・・・。
その検証は最後に!
11月3日より38日ぶり!今年になって17回目、2005年より231回目の韓国岳山頂・・・1ヶ月の長かった事
いつもの景色も、際立ってくっきりハッキリしています。後の宮崎県南部の山々もくっきり!
今日の山ランチはモヤシとコンビニの炭焼き地鶏入りのラーメンです。
モヤシ1袋とラーメン1個を入れ~~
炭焼き地鶏を入れ・・添付されていた”ゆず胡椒”も~~
「ラーメンにゆず胡椒入れると・・」「美味しいと思うよ~~」「・・・・」
2人で半分こ!
サングラスを外すと・・「遠くの空が光って見えん」「さすが偏光グラスやね~~~」と言う事で、
カメラもサングラス(偏光レンズ)を通して望遠で~~。硫黄岳って富士山みたですね~~。
30分ほどの間に靄か霞か・・・見えづらくなって来ましたが・・・それでも何処までも見える快晴!
高千穂峰方向も・・・志布志湾から続く串間方面の海岸線が確認出来なくなって来て・・・
近くに居た登山者の方が「高千穂峰や新燃岳・・こんなに近かったけ~~~」その意味よくわかります。
帰り、わざわざ岩の縁を~~~楽しく岩から岩へ飛んで・・
韓国岳火口内に人影が・・・あんなに小さいです。
「私達も今度行こうや~~」「行かん!・・リスクが高すぎる」
「なんで・・」「もし硫化水素ガスが噴出して貯まってたら逃げられん・・酸欠やったら即死だよ・・」
「鹿さんが居たら安全やね~」「まあそうなるね.....」
行かれる方は、このようなリスクも0では無い事を承知で入って下さい。活動している火山の火口です
人吉の雲海も無くなり~~
見わたす限り~~~雲も無い、普賢岳も阿蘇も見えます~~~。
「地平線丸いね~~」
行きも帰りも、硫黄山周辺の登山道で硫化水素を検知して見ましたが・・・0.09ppm以下でした。
「何で・・その測定器、ピーピー警告音がうるさい!」「酸素が少ないって教えてくれてる!酸素濃度の測定を止める」
「その測定器、山の上に来たって知らないちゃ~~」「タンクの中だと思ってる」
ちなみに酸素濃度18.4%でした。(海抜0mで21%を標高1400mから考えると妥当な数値です)
久しぶりに韓国岳、遊んでくれて「ありがとう~~~~~」
久しぶりで快晴!それも最高の快晴で・・・「神様のご褒美やったね~~~」
ところで種子島が見ていたのか?そもそも見えるのか?の疑問について検証です。
種子島には200mを越す山が3ヶ所有り、
それぞれのピークから韓国岳に引いた線上の高い山を越え理論上見えるのか?
地球の湾曲と光の屈折は無視して・・・直線上に大隅の山々を越して見えるかの検証です。
結果は238mの天女ヶ倉だけは見えそうです。
140mほど余裕があるのでマイナス要因の地球の湾曲やプラス要因の光の屈折を考慮しても見えるハズです。
GoogleEsrthで韓国岳から見た同じ高度、方角から大隅の山容がどのように見えるのかを再現してみます。
元々GoogleEsrthは画像が粗く、韓国岳山頂から開聞岳は再現されず、錦江湾上空まで近づかないと開聞の山容が現れません。
同じ様に大隅の山々も曽於郡大崎町上空まで近づいて再現してみます・・
画像1は種子島が確認出来る高度からの画像で、大隅半島の山容の先の水平線上に種子島が長々と有ります。
画像2は同じ場所で種子島の陰が辛うじて見える所まで高度を下げた画像で、実際の見え方により近い高さです。
画像3は韓国岳より実際に撮影した画像を見やすいようにコントラストと露出を変えた画像です。
甫与志岳であろう山容と稲穂岳であろう山容の間の凸凹は?・・・・
画像1、2でも判る様に大隅の山々には無い凸凹です。・・・と言う事は・・・
方角的にも見える位置高さ的にも種子島の238m天女ヶ倉では?
ただ、島なら大隅の山の稜線が手前に見えても良いはずですが・・・画像を拡大しても確認出来ませんでした。
山容位置は天女ヶ倉にぴったしだけど.....残念ながら、島には見えませんね~~~
しかし、”見える見えていた”と言う願望を含め、私は真ん中の??凸凹が種子島天女ヶ倉だと言う事に。
硫黄山が見える事自体眼中に無かったので今まで見落としていたのかも知れませんが、実際に確認したのは初でした。
種子島天女ヶ倉が大隅の山々の先に見える可能性が有る事もしかりです。
本当に遠くまで見通せる日で、日曜日になると雨雨雨と愚痴を言いつつ、我慢してきたご褒美の様なお天気でした。
今週末も移動性高気圧ど真ん中の予報
「朝早く・・寝らずに・・どう?」「行きたいけど・・・無理」