「久しぶりに開門岳行ってみようか?」
「何年ぶりやろう」
「2009年以来や」
紅葉の季節も終わり、霧氷の季節にはちょっと早い時期
夏には暑くて登りたくない、開門岳を久しぶりにチョイス
前回2009年当時はキャンプ場の駐車場で車中泊し
早朝さっさと登りさっさと下りて来た記憶があり
しかし現在駐車場での車中泊出はできないらしく
全国旅行支援の件もあり鹿児島市内のホテルへ
ここに書く事でもないが
夕食は45年ほど大昔、
天文館の裏通りにあった初デートのお店が
現在鹿児島中央駅内に移転している事がわかり行って見る事に
昔とは場所も、店内の雰囲気も様子が異なり
歳を重ね舌が肥えたのか衰えたのか料理も・・・?
同じ名前のお店に行ってみたって感じでした
ただ看板メニューに”ボロネーゼ”とか有って
食べ損ねたのが残念!
よく朝、指宿スカイラインを通って開門へ
気のせいか道路沿いに以前より展望台が沢山出来た?
ちょっと寄り道し錦江湾と桜島を~~
途中池田湖畔から見る開門岳~~
9時過ぎ、”かいもん山麓ふれあいキャンプ場”に到着
用意をして10時出発
「ぐる~っと回って登るだよね」「だよ」
2合目登山口10時10分
「きゃ~~~」3合目付近で何事かと興奮の声
「コジィや~~」(コジィはスダジイの事ですが、これはマテバシイの実)
「違うやろ・・もっと細いやろう」
すぐに口の中へ生食
「美味しい~~~懐かしい~~食べてみて」
「煎ってからなら食べるけど・・・」
無言で登る登るひたすら登る!1mも下らない
11時30分、視界の無い中をやっと6合目
「こんな登山道だったけ!」
前回は「もっと海が見えた気がするけど・・・」
時計回りに回り込みながら登っても登っても太陽が斜め前!
7合目でやっと太陽が横方向に変って
「海や~~~~」
「でもまだ長崎鼻側が見えるやん・・・」
北から登り始めやっと南東って事
「きゃ~~~」またもや大歓声
「これミソッチョや~~」(正式名シャシャンボ)
またもや生食
「あま~~い」
次々に口に入れるので
「帰りならもっと食べて良いから」(リスク回避の理由)
「無くならないだろうか?」
「鳥が食べても、これ食べる人いないって!」
判ったと言いつつしっかり枝ごと持ってます
汗びっしょりで、ひたすら無言で登るのみ
7合目から9合目がこんな所だったけ?と思うほど辛かった!
お腹も空いてきて12時30分9合目
ここからは岩岩だが前日夜の雨で滑る滑る
12時50分、標高差824mを2時間40分かかって開門岳山頂
いや・・・疲れました
広い場所が無く荷物も身体もビレー(安全確保)
したくなるほど狭い岩の上でお昼
半分は焼かずにサンドイッチ
真下の影の所がキャンプ場・・奥に池田湖・・その奥に錦江湾
岩に恐る恐る立ってみて
「そこでバンザイとか~~」「無理」
この下ならできる
この高度感の景色はいつ見ても圧巻です
わざわざリスクを冒す事も無いのですが・・やりたがりで
本人はしっかり立ったつもり・・少し腰が引けてるね
改めて山頂部全体を見渡し
思ったより結構広いです
13時40分下山開始「このおむすびと撮って」
そしてお約束!
霧島山麓には結構あるシャシャンボ、地元では「ミソッチョ」だそうです
実が黒く甘いです
ここでデザート休憩
木の根の登山道から安山岩のガレガレ登山道で2度も滑りザックで尻餅
以前はこんなに深い登山道じゃ無かった様な?
人間の足と水でどんどん浸食されてしまうんですよね
15時40分下山でした
ストレッチをしながら~~
「1周してあそこが頂上の岩だよね?」「だよ!疲れたね~」
「13年前と全然違ってた・・・」
「バリバリ50代だったしね」
GPS計測で距離8.1km、時間5時間50分(山頂40分)、標高差824mのお山歩でした
前回来た2009年と全然違う印象
12月というのに兎に角、暑かったし
お疲れでした
また13年で木が大きくなったのか?
海が全くと言っていいほど見えなく成ってました
40年ほど前に登った時はずっと海を見ながら登った記憶があります・・
明らかに木が大きくなり視界が無くなりましたね
今回マテバシイの実とシャシャンボの実を生食出来た事が
一番良かったと
さて毎年12月20日前後に寒気と南岸低気圧で
南九州でも大雪(南九州での基準)が降ります
雲画像予測を見ても今週末積雪する予報!
何時何処でどのくらい積もるでしょうね~~
それによって行動を決めなくては!