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The Dawn Sky (東雲の空)

14日.大浪池のオオヤマレンゲが枯れてる

枯れてる

えぇ.....ほんとや.....

14日日曜日南九州は朝から梅雨前線の影響で雨、それも時々雷雨の本降りです。
しかし午後には雨雲の本体が抜ける予報なので11時半大浪池登山口に到着。

着くと誰も居ません・・・。「こんな本降りの雨の中登る人・・・居るわけ無いよね~
用意をしていると一人来られ。3人に(最終的にはもう一人増えて4人に)
ザックも先週の教訓で14kgと18kgに復活・・・合羽を着て気合いを入れて12時20分出発

ベニバナギンリュウソウを探しながら・・・・ちょこちょこと小さいのが出ています。時期的にもう終わりかも?

仲の良い4姉妹を発見

ギンリュウソウより一回り大きく丸みが有ります。
昔の事ですが・・霧の深い小雨の早朝ヘッドライトの光に浮かび上がったベニバナギンリュウソウを初めて目にした時、
見てはいけない物を見た気がして固まった記憶があります。それぐらいこの薄いピンク色には妖艶さが有ります。
意味わからん・・あんなに可愛いのに~~」「そうなんだけどね....

石畳の登山道は雨で・・・・沢に。

火口縁に出ると風もあり横なぐりの雨で傘をさして・・・もちろん池は見えません。

登山道は水路です。

オオヤマレンゲの有る崖の上へ・・・

下りて行くと以前より踏み跡がしっかり付いています。
あれ・・・枯れてる」「えぇぇ.....何で.......」一番上に有った株が枯れています。

画像左上の枯れた枝です。

元々急斜面から横に根付いていたので手首ほどの幹が踏まれ痛々しく無残に表皮がはがています。
根元も踏まれ根がむき出しに・・その画像はあえて無しです。

去年のこの株!この枝の画像です。沢山の花を咲かせていました。
その時の「オオヤマレンゲを探しに・・」と「大浪池deお山歩」の記事。メインに写っているのがこの木この枝です。

その下に有る株を見ると・・・花が一輪・・まだまだ蕾が多いです。
しかし去年はほとんど無かった踏み跡が・・その株の根元までもしっかり付いています。
あちゃ・・・・・・」もうこれ以上奥には行きませんでした。

枯れた原因を考えながら・・・ガッカリして帰ります。

時折雨脚が強くなる中、お昼を食べに避難小屋に急ぎます。

避難小屋で遅めのお昼です。
食材はマーガリン入りのバターロールパンとソーセージとカップスープです。

まずソーセージをホットサンドトースターに挟んで焼き、ロールパンの真ん中に入れて、
もう一度ホットサンドトースターに挟んで温めます。

カップスープも添えて~~できあがり~~~。
中のマーガリンがほどよく溶け熱々、ウインナーがパリ!!ホットドッグ風で・・美味しかった~~。
これヒットやね」「今度は乾燥キャベツを入れてみようや~~~
ホットサンドトースターだからこそできる技です。

午後には雨雲が去り雨が止む予定でしたが・・全く止む気配なし.....。

川の様に水の流れる登山道

帰りにもう一度立ち止まるハズだった4姉妹を見過ごして下ってしまい・・・100mほどまた登り返し・・
少し暗くなり・・薄い衣のピンクが更に鮮やかです。

オオヤマレンゲが枯れていた事を色々と考えながら下っていると・・そこに4人目(私の知る限り)の登山者が、
こんな雨の日に登るのは、私も含め病気だな~~~」と声をかけていただき、
以前からPCのお気に入りに登録していた『霧島フォトギャラリー』のSimaさんで、初めてお会いしました。
雨降る登山道の途中で色々と植物や写真の詳しい話を楽しく聞かせていただき、
あっという間に45分が過ぎ・・・その後
Simaさんはベニバナギンリョウソウを撮影に登って行かれました。
お話ありがとうございました。

私達は大葉馬鈴草の花や実を何度見上げても見つけられず・・16時半に下山しました。
登山口で無事な下山と突然の出会いに感謝。

距離4.3kmを12時半から16時半まで約4時間・・・雨の中のお山歩でした。
避難小屋でのお昼と立ち話とうろうろで1時間半以上止まっていた事になります。

帰り道、霧島神宮付近で雨が止み・・西岳まで下ると雲が薄くなり・・都城は薄日が・・ガンガン降っていたのは山だけでした。

今回オオヤマレンゲが一株減りました。
枯れていた事がショックです。

真の原因はわかりませんが、去年よりはるかに踏み跡が濃くなり、水平の幹が踏まれ樹皮が捲れているのは確かです。

幹や根が踏まれたことが原因であれば、私にも責任の一端があります。

行った事もですが・・このブログに書いた事もです。

人間が山に入ること自体自然破壊です。

しかしそれを最小限にする努力が必要です。

登山道の真ん中しか歩かない。脇を歩けばどんどん道は広がり雨が浸食し沢の様になっていきます。

木の根はできるだけ踏まない、靴が滑るからではありません木が痛いからです。

大浪池のベニバナギンリョウソウも昔は探さなくても目に飛び込んでくるぐらい、ここの登山道脇に有った記憶があります。
Simaさんにそれもお話すると他の植物もほんとに減ったと言っておられました。

全ての原因が人間の行為では無くとも、減っていく事は何とか防ぎたいものです。

今週も大浪池に行くつもりでしたが・・・止めとこうかね~。

オオヤマレンゲは崖の上から見るだけやね~~」「下りない方がいいね~

できれば皆さんも・・・!

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コメント一覧

バカップル妻さんへ(女の子)
えぇえ~
大事な大事な脚です。
今年行けなくても大丈夫
無理して行ってその後長く行けなく成るのが
もっと辛いから。
お休みが合えば、長崎行きたいな~
バカップル妻
でも・・・・・・・・・・・
女の子先生様☆
坊ガツルにだけでも、
どーにか、ちょろっと
行ったらだめですかねぇ~。。。(-_-;)
東雲の空女の子
バカップル夫さんへ
じゃあよ
じっ~と、しちょかんといかんよ。
我慢の数ヶ月が大事よ。
バカップル夫
なるほど!
写真を眺めるだけにします。
東雲の空
うりさんへ
どうしても近くまで行きたいし、写真撮りたいし。

でもそれで植物が枯れても困るし・・。

難しいです。

崖縁から良く見ると想像以上に沢山有りますよ~~。

何十年後かオオヤマレンゲの林になって欲しいです。

もう見にいけないかもですが!
うり
この前初めて大浪池で探しましたが、どれも小さい株で
驚きました。想像以上の小ささでした。。。

株が傷ついているなら、かなりの人間に触れられた
という事なのでしょうね。

私の見た小さい株も、もしかしたら同じようになる
かもしれません。
株に触れないよう配慮はしていましたが
この前硫黄山で『周りの植生も壊さないように』
との看板を見てこれが本当なんだよな。。。と
反省しました。 
肉眼ではギリギリなので望遠鏡が欲しいです。。。




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