うちの近所にはTダムとYダムがありまして、これをつなぐK林道という舗装林道があります。この林道の最頂部には見晴台があります。
この林道は震災以降通行止めになっていて、いつになったら再開通するのやらという状態です。
当時は高線量でしたが、除染の優先順位的には最後の方なのでしょう、あるいは土砂崩れ等で危険なのかも知れませんが、Tダム側、Yダム側ともチェーンで塞がれて、開かずの林道になっています。
ところが本日、Yダム側を通りかかると、そのチェーンを支えていた車止めがばったり倒れて、バイク等であれば入っていける状態になっていたのです。良識のある方々から見れば眉を顰める行為とは知りつつ、11年ぶりの見晴台からの景色見たさに、私は入って行ってしまいました。
意外と道は綺麗でした。さすがに11年ほったらかしということはなかったようです。
そして見晴らし台に無事到着しました。
ここは津波の翌日、沿岸部の様子を見にきた場所でもあります。
沿岸部は埋立地のため海抜が低く、内陸まで到達した津波が引かずに残り、信じられない光景になっていたのを思い出すと、今でも胃が縮む思いがします。
Tダム側に抜けられるかと思いきや、土砂崩れで通れなくなっておりました。
通行止めが解除されないのはこのためなのでしょう。