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日々の移ろい

2歳の未来 と 選べぬプロセス

日曜ウォーキングで歩いた 公園の池には パンパグラスがなびいていました。

さて、
保育所に、
今日から入った2歳児Mちゃんは、
ママと別れてから ずっと涙が止まりません。

みんなは 楽しそうに遊んでいても、悲しくて、、

「お散歩へ行きますよー」と、出掛けましたが、

涙は止まりません。

今日と明日だけ 給食を食べたら 帰宅する 慣らし保育です。

給食ですよ、

テーブルについたら、泣き止んで

ムシャムシャ パクパク、
スプーンでご飯を上手に運び、保育士が、隣からお皿の野菜を集めて 掬いやすいように すると、
全部食べることができました。

給食のプレートを片付けると
また泣き出してしまい、、

「ママが迎えに来るから、帰る用意をしましょう」の声に 笑顔で 迎えに来られたママと 帰っていきました。


あまりの暑さに 萎れていたつるバラが 少しだけ花が復活していました。




昨日の病院面会時にて のつづき です。

骨折したことも理解できていない認知症の母が、
「(寝ているのが)辛い、
痛い、立ちたい」

と訴える母の 隣のベットから、

母と同じ位の男性の声が聞こえました。

カーテンで仕切られていて、お顔も見えませんが、

その方も動くことも出来ない方のようです。

「〇〇さん、ありがとうございました。
〇〇さん、もう 充分ですから、、。
〇〇さん、ここまでよう世話してくれて、、、
南無阿弥陀 南無阿弥陀、、」

と 一人繰り返す声。

私の帰り際に 担当の看護師さんも退勤時間のようでしたが、その男性に 顔を見せられ、

「また明日ね」と、カーテンを開けて話しかけられましたら、

「もう、明日には 居らんくなるわ」と、その男性の声が聞こえました。


「もう、ええんやわ、充分してもうたわ」

と。

そうでしょうね、
母を見ていても、動けない辛さ、
ただ 寝ているだけ、、。


こんな長い時間が待っているとは、若い頃は想像もしなかったでしょう。

選べぬ未来。

選べぬ末路です。

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