日々の移ろい

焼野まで

村田喜代子さんの作品は
これで三冊。


私より11歳お姉さんの胸の内を、
姉のいない私には、まっすぐに突き刺してくれる。


今回のテーマは、ガン治療。
九州の活火山焼島近くにあるオンコロジーセンターというクリニックにての治療にまつわる。


ワンルームマンションを一月借りて、
毎日クリニックへ通い子宮体ガンへ放射線照射による治療を受ける主人公。


同じ頃、東北では大震災に見舞われる。


また友人も肺がんにて、手術を受け 辛い抗がん剤治療に進んでいく。




六年前夫が肺腺癌にて右肺を3分の2摘出手術を受け、その後再発もせず今に至って居る我家にとっても、


放射線照射治療には、関心があったのもあり、


難なく 読み進んでいけた。


ガンには、それぞれタイプも違い、
治療法も各人の体力気力による処が大きいと聞く。


放射線照射も体に負担を感じない方もいれば、主人公のように、ダメージが大きくとも、やり遂げる方もいる。


今後 がん治療はまだまだ 進んでいくでしょうが、ガンは人の生死にかかわる大病である事には変わりない。
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