友からのLINEが入った。
「昨日 夫(74歳)の葬儀を終えました」
糖尿病から 腎臓病の人工透析の穴(と言う表現が正しいのでしょうか)を作ってはみたが、認知症が酷くなり人工透析は出来ず、6年前、旦那様はグループホームに入られ、
年末コロナ感染し、治療の為の抗生剤が腎臓を悪化させ、昨年末から入院治療するも、
彼女は泊まり込み見守る中亡くなった と聞いていました。
「喪主は大変だったでしょう。お疲れのピークではないですか?」と 今日 LINEを入れてみたら、
直ぐに電話が。
「良子ちゃんの声が、聞きたかったわ」と
ここからは まだ葬儀が終わった同士だから話せる お互いの葬儀を比べあい、
1時間以上、笑い合いました。
「息子はね、最後の一呼吸をする夫の目から少しの涙を見て、大泣きをしたのに、私は角度が違って見えなかったから、泣けなかったのよ、冷たいでしょ」
彼女は10年程、旦那様の認知症に寄り添い、私が想像する以上の苦労や悩みを息子さんに頼らず一人で抱えて過ごしてきて
「それまでに沢山泣いたからよ」と、私。
「最期までね あの人らしいのが
棺を選ぶ際ね、死後硬直で足先がピンと伸び、168センチのはずが10センチも身長が伸びていて、普通サイズより上 になってね、棺代が10万円もオーバーしたのよ」
そんな事があるのですね。
「若い頃 背が高かったら、良かったのに」と 彼女は また大笑い。
1日葬を行い、息子さんが喪主をしっかり務め、
今は、役所手続きに彼女が奔走しているけれど、
「今週から仕事(週一)もテニスも再開したの」
友が元気で良かった。
旦那様と友が入るお墓(名古屋市が管理する無宗教の永大供養墓)には、既に2人分の支払いも済ませてあり、
「その点は心配無いのよ」と、友。
お寺さんとのお付き合いもないため、お葬儀のお布施も必要なく、
葬儀代は嵩まずに済んだ と友。
一方、姑のお葬儀話に、散々笑って 「お義兄さんの件が気になっていたけど 大変だったのね」
大きな壁を乗り越えた 友、
次に向かいます。