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日々の移ろい

友の旦那様の訃報

中学からの友Kの旦那様 73歳。

この夏、亡くなっていた と、喪中葉書を受け取ったMから電話で聞いたSが 私に知らせてくれた。

Mも、Sも 友Kの結婚式に出て、私なぞは 「秋桜」を歌って
祝ったのは、皆にいつも話題にされている。

亡くなった?

夫と同じ年 のKの旦那様。

早すぎる、、

親がなくなるのではなく、連れ合いを亡くした友は 初めて。


夜になり、Kに電話をした。

ずっと年賀状のやり取りを 欠かしていないK。
隣県に嫁ぎ、中々会えないけれど、グループLINEに 一言二言書き込む近頃だったK。

Kにそんな出来事があったとは、知らなかった。

「よしこちゃんにも喪中葉書送ったはずなのに、、」 と、どうでも良い話題から始まり、

結婚前も旦那様ともお会いし、大きながっしりした逞しい方と結ばれる友を祝った話も。


今年7月末 友が通うジムでコロナを拾い、同メンバーが次々に罹り、相当強いコロナのウイルスだった と友。

友は治ったが、旦那様にうつり、それでも医者嫌いの旦那様は、友に処方された薬を飲んで、39度の熱が下がるのを待っていた。

コロナの熱は下がったが、

体力が落ちていたからか、
冷房はしていても、熱中症になってしまい受診した。

その夜は、食欲はあるので、
たくさん食べ、

寝室は別々にしている為、「おやすみ」と、それぞれの部屋へ。

夜中 気になり、旦那様の部屋を覗くと、

真っ青な顔で 床に倒れていた旦那様を発見し、

同居する息子さんと
救急車を呼び病院へ搬送されたが、

心臓マッサージを施されても、
亡くなってしまった と、話してくれた。

特に持病もなく(医者嫌いで調べていない、 と)

友が、「先に死んだら お嫁さんに、迷惑かけるから 先には死ねない」と 心配するほど、病気知らずの旦那様だったから

あまりのあっけなさに、

「暫くは 一年前の同じ日に亡くなった(旦那様の)お母さんが、連れに来たのでは?

と、呪うほどだったの」 と 友。

電話の声は、始終 明るく
中学の頃と変わらぬ口調に

安堵するも、

堪えているであろう部分に、

どんな言葉をかけたら良いのか?持ち合わせていない自分が情けなかった。

昨年は、お義母さんの介護中で、様態が良くないからせいぜい片道1時間の距離なら出かけられるけれど、、と「お互い会えないのは 暫く我慢ね」
と、LINEで話していたけれど、

もう、そんな事を言ってられない。


友のお父様のお米屋さんを継いだ次男さん(未婚)と暮らしていると友。

旦那様が亡くなり、
食事作りも張り合いないかなと、尋ねたら、
「息子がいるから それはない」と、友。

また、茶道の師範の為、
11月末迄は 公民館祭やらイベントもあって 忙しくしていたから、気も紛れて居られたわ と。


年が明けたら、

「友3人で会いに行くね」と、

まずは約束し、話を終えた。


友の側には行けない今、
心ばかりの品を 送った。

見出し画像は、今朝の麦畑
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