ミイちゃん物語

今日は　実家の半ノラ猫　ミイちゃんのお話です

ミイちゃんが来たのは、今から７年くらい前でした
実家の周囲にはノラ・半ノラ猫が多く、母は庭を荒らされて困っていました
ところが、ある日　異様な猫の鳴き声が
「だれか～　たすけて～」と　母には聞こえたそうです
庭に出ると、痩せたキジトラ…それがミイちゃんでした

迷い猫で、エサにありつけず、ボスネコにいじめられていたそうで、
思わず　母はミイちゃんをかばい、エサをあげました

それ以来、母にエサをねだるようになりました
母も、ミイちゃんにだけ　エサをやるようになりました
当時は♂か♀かも分からず、適当に名前を付けましたが、
かなり後になって避妊手術の痕を見つけ、♀と分かりました

ところが、その年の冬　突然エサを食べに来なくなり、心配していたところ…
大ケガをして、縁の下に潜り込んだまま　出て来ません
かなりひどいケガで、出血もあります
でも、絶対に　エサを見せても、出てきません
母は獣医に診せたかったのですが、当時　猫を飼うのに反対だった父、弟、そして私は捕獲作戦の協力を拒み続け…
数日後、ガリガリになって出て来たミイちゃん
尻尾がちぎれ、後ろ足は曲がったまま　横を向いていました

おそらく　交通事故でしょう
折れた足が地面につくと、ものすごい痛そうでした
しかし、私たちが近づくと逃げてしまうので、
そのまま　様子を見るしかありませんでした

でも　ミイちゃんは、エサをモリモリ食べて体力を回復し、
春には　３本足でも走ったり塀に登ったり出来るようになりました
しかも、おやつは自分で　捕るんですよ…（ワイルドすぎです！）

母が帰ってくるのを　どこかで見ているミイちゃん
ご飯の前に　お手　が出来るようになりました

今では　父からもご飯をもらい、
庭に設置したベッドで　気持ちよさそうに寝ています
たまにリビングに上がり込み、ソファでくつろいだりも　するそうです

今回の写真は、５年前に撮影したものです
ご飯も　今は高齢猫用に替えました
イタメシ（私のイタリア土産）も　食べてくれたそうです

珊瑚と醍醐とも　ご対面しました
（こちらをご覧下さい）
いつか　ミイちゃんと珊瑚と醍醐で、仲良くひなたぼっこさせるのが　私の夢です

ミイちゃん　元気で　長生きしてね