東京・上野の国立科学博物館で開催中の「大哺乳類展3」
今日は「胃」のお話(鯨偶蹄目の胃の比較)です
「草食動物は、主食の植物を消化・吸収するために、胃や腸、そして自らの行動に涙ぐましい工夫を凝らしてきた
反芻類は、複数の部屋に分かれた「複胃」を持ち、
微生物や原虫に助けられながら、自らも「反芻」することで植物の消化・吸収を成功させている」
(反芻(はんすう)とは、一度飲み込んだ食べ物を再び口の中に戻して、再咀嚼(さいそしゃく)すること)
反芻する身近な動物は「ウシ」ですね
反芻動物の最大の特徹は、四つの胃を持っていることです
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キリン(偶蹄目(鯨偶蹄目) キリン科)
「複胃」を持ち反芻します
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4つの部屋のうち、1から3番目は無腺胃で、
微生物や原虫によって植物を分解しています
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植物の消化を腸に託した奇蹄類のウマは、人間と同じ「単胃」(胃はひとつ)です
グレビーシマウマ(哺乳綱ウマ目(奇蹄目)ウマ科ウマ属)
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シンプルな構造ですが、盲腸や大腸が非常に発達しました
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単胃動物は他にもイヌ・ネコ・ブタ・サルなどがいます
鯨類は水生適応の過程で肉食性となりましたが、
丸のみする獲物を消化するため「複胃」を維持しました
タイヘイヨウアカボウモドキ(鯨偶蹄目 アカボウクジラ科)
太平洋、インド洋に生息するハクジラの仲間で、世界で最も情報の少ないクジラの一種です
大きな主胃から、計7つの部屋に分かれています
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アカボウクジラ(鯨偶蹄目 アカボウクジラ科)
2番目の主胃以降、計13部屋に分かれます
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(アカボウクジラ科は1番目の部屋(前胃)を欠くのが特徴なのだそうです)
カバ(鯨偶蹄目 カバ科)
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「複胃」ですが反芻はしません
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これは、カバと鯨類が最も近縁である(姉妹関係にある)ことを示唆しています
哺乳類の珍しい胃袋をじっくり観ることが出来て 面白かったです
お刺身と高級食材(特に外国製のお高いウェット)が苦手な、
庶民的な舌を持つ珊瑚
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若い頃は2人前でも平気で食べた、
食欲大魔王の醍醐
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好き嫌いなく なんでも食べる、
食欲クイーンの苺
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準備中に私が床に落としたカリカリを、
ダッシュでゲットするハンター林檎
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みんにゃ元気で美味しく食べてくれれば、ね
(動物たちの写真は、過去に私が動物園で撮影したものを使用しています
)
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今日は「胃」のお話(鯨偶蹄目の胃の比較)です
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「草食動物は、主食の植物を消化・吸収するために、胃や腸、そして自らの行動に涙ぐましい工夫を凝らしてきた
反芻類は、複数の部屋に分かれた「複胃」を持ち、
微生物や原虫に助けられながら、自らも「反芻」することで植物の消化・吸収を成功させている」
(反芻(はんすう)とは、一度飲み込んだ食べ物を再び口の中に戻して、再咀嚼(さいそしゃく)すること)
反芻する身近な動物は「ウシ」ですね
反芻動物の最大の特徹は、四つの胃を持っていることです
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キリン(偶蹄目(鯨偶蹄目) キリン科)
「複胃」を持ち反芻します
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4つの部屋のうち、1から3番目は無腺胃で、
微生物や原虫によって植物を分解しています
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植物の消化を腸に託した奇蹄類のウマは、人間と同じ「単胃」(胃はひとつ)です
グレビーシマウマ(哺乳綱ウマ目(奇蹄目)ウマ科ウマ属)
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シンプルな構造ですが、盲腸や大腸が非常に発達しました
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単胃動物は他にもイヌ・ネコ・ブタ・サルなどがいます
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鯨類は水生適応の過程で肉食性となりましたが、
丸のみする獲物を消化するため「複胃」を維持しました
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タイヘイヨウアカボウモドキ(鯨偶蹄目 アカボウクジラ科)
太平洋、インド洋に生息するハクジラの仲間で、世界で最も情報の少ないクジラの一種です
大きな主胃から、計7つの部屋に分かれています
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アカボウクジラ(鯨偶蹄目 アカボウクジラ科)
2番目の主胃以降、計13部屋に分かれます
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(アカボウクジラ科は1番目の部屋(前胃)を欠くのが特徴なのだそうです)
カバ(鯨偶蹄目 カバ科)
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「複胃」ですが反芻はしません
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これは、カバと鯨類が最も近縁である(姉妹関係にある)ことを示唆しています
哺乳類の珍しい胃袋をじっくり観ることが出来て 面白かったです
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お刺身と高級食材(特に外国製のお高いウェット)が苦手な、
庶民的な舌を持つ珊瑚
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若い頃は2人前でも平気で食べた、
食欲大魔王の醍醐
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好き嫌いなく なんでも食べる、
食欲クイーンの苺
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準備中に私が床に落としたカリカリを、
ダッシュでゲットするハンター林檎
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みんにゃ元気で美味しく食べてくれれば、ね
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(動物たちの写真は、過去に私が動物園で撮影したものを使用しています
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ワイルドに2人前を完食する男前な醍醐王子様食欲大魔王の復活願ってます❣️
ハンターロマンス的な可愛くてミステリアスであざとく魅了する林檎姫❣️
苺姫は好き嫌い分かれることなく 全てと共存することを 受け入れる 寛大な心に感動します❣️
今日は胃袋の勉強会楽しかったです。
そういえば、牛もキリンも、草が無いところで口をモグモグさせていたのは、反芻していたのですね。
しかも、胃に微生物や原虫を「飼って」植物のセンイ分を消化させていたなんて…
すごい仕組みを持っていたんだ
ビックリはクジラ。種類によって胃の形がこんなに違うのですね…
しかも、カバがその近縁だなんて…
知らないことばかり…
<ののちゃんより>
毎日好みが変わるって思うけど
みんなが美味しく食べてくれるのが一番
すごい胃袋ですね〜!
すごく勉強になります。
なんかとても勉強になります📚
勝手な思いですが、たくさん胃があるのは
ちょっとうらやましいかも?
美味しく元気に!が一番ですねー!
今日はちょっと時間が取れたので、hanaさんの「大哺乳類展3」の記事、一気読みさせていただきました☆
分類と系統・・・難しいことはさて置いて、お写真がたくさんでとても楽しく読みました(^^)
春休みの小旅行を楽しんだ気分☆ありがとうございました♪
今日もお勉強になりました✨
鯨さんもカバさんも、胃が複数の部屋に分かれているんですね! 初めて知りました! 牛さんの4つが一番多いと思っていました😅
珊瑚くん、醍醐くん、林檎ちゃん、苺ちゃん、み~んな個性的で楽しいですね😆
み~んなこれからも元気に個性を発揮してくださいね〜😆⤴️
本当にいろいろとお勉強なさって
(おでかけで)
素晴らしいです。
「醍醐」ちゃん。「珊瑚」ちゃん
「苺」ちゃん。「林檎」ちゃん。
み-んなお元気が一番でしゅね。
かわいい~でしゅ。いつも。。
応援のポチなどさせていただきます。