身の回りの出来事

よもやま話(雑談)

松竹大歌舞伎

2010-09-05 13:14:15 | 身近な出来事

9月に入ったというのにこの残暑
38度を超える猛暑日

近くの文化会館に 中村扇雀 橋之助の松竹大歌舞伎が
暑いと言いながら出かけました

最初に歌舞伎の見方
歌・舞・伎とあるように、音楽、舞踊、そして演者とその技が三位一体になった総合芸術で どのように情景 感情を表すのかの説明がありました。

舞台の説明 登場人物の感情の動き 心の中の等は
イヤフォンガイドで説明してくれました

最初の 歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)
 平安時代、鳴神上人は自分との約束を守らなかった帝に怒り、
京都北山の滝壺に雨の神の竜神を閉じ込めてしまいます。
それ以来、雨が降らず、日照りに苦しむ人々。見かねた朝廷は、雲の絶間姫という絶世の美女を上人のもとへ送り込みます。
最初は用心する上人ですが、次第に姫の色気に迷い、ついには祝言の盃を交わしてしまいます。
初めて口にする酒に上人が酔い潰れている隙に、姫は秘法のしめ縄を切り、竜神を逃がして雨を降らせます。騙されたことを知った上人は、怒り狂って姫の後を追いかける物語でした。

橋之助の鳴神、穏やかな上人の前半 と後半の騙されたと知り怒り狂う
歌舞伎特有のクマドリでの変化荒々しい醍醐味
扇雀の雲絶間姫の 男なのにあの艶っぽさ 
思わず身を乗り出し喝采でした

次の 俄獅子(にわかじし)は
吉原の賑やかで 華やかで粋な舞でした

こんな近くで日本の伝統芸歌舞伎を観ることが出来るのに感謝し
帰りによった居酒屋の暑さを忘れさせてくれました