にうすと日常について考えてみた

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対中国外交

2012-07-15 23:17:19 | Weblog
中国軍高官「沖縄は属国だった」(産経新聞) - goo ニュース

ずっと昔、(日本では悪名高き)江沢民が実権を握る前、日本と中国は長い冬の時代の後の雪解けムードがあったのを覚えている人はどのくらいいるだろうか?
そして、江氏は日本に執拗な謝罪を要求を繰り返し日中関係を冷え込ませ、
小泉純一郎元首相が靖国参拝すると、異常な反日デモが中国中に巻き起こりました。

日本側の分析では、
国内体制の引き締めを反日というナショナリズムの手を借りた、と言うのが専らの話です。
(サミットで天安門事件が議題にあがった時、日本だけが中国を擁護していたのだが。)

あの時は、小泉首相(当時)が参拝を辞めてくれれば、という論調を展開する新聞もありました。
しかし、参拝を辞めたところで現状を見る限り、大差は無いという事が明らかになって来ました。
むしろ、日本側がいらぬ譲歩をしたため、苦境に陥っている様にすらみえます。

中国や北朝鮮+(面倒な隣国)に対して譲歩は何の効果ももたらさない事は日本の政治家が知るところとなり、あの能天気な民主党も対中問題では強硬論を張る様になって来た(様な気がします)。
まあ、中国船のあの一件を経験すれば、嫌が上でも今の中国と仲良くしようなんて幻想は消し飛ぶでしょう。


で、今度は中国の軍高官が「沖縄は中国の属国だった。」と主張している様です。
私もそんなに詳しくは無いのですが、琉球王国は朝鮮と同じく中国の皇帝から王位を頂く朝貢交易を続けながら、島津藩の支配を受けるという二重支配下に有りながら独立を守るというビミョーな立ち位置にあったとか無かったとか?
(島津藩は琉球との交易による利益によって倒幕出来るだけの資金を持つ雄藩となり得たというのが一般的な通説となっている様です。・・・・真偽はもっと複雑だろうけど。)

で、中国にとって近隣の国は歴史的に関係の無い隣国は殆どなく、漢民族とその他の民族が中国本土を征服したり征服されたりを繰り返されてきたんじゃ無かったっけ?
つまり、例えば中国はモンゴルの支配下にあった事や、(辮髪の)満州族に支配されていた歴史もあり、琉球がどうこう言っても意味が無いんじゃないかと思うのですが?

要するに、現在の国際法上で議論する気はないという証左なのだろう。