もう紗のお着物は着おさめですが、色めと銀杏の柄が
行く夏にいいかなと思って…
帯には分かりにくいかもしれませんが、
銀杏の実も描かれています。
先日このお着物を着て、お隣の町、甲佐町(こうさまち)にある
やな場に、鮎料理を食べに行きました。
やな場の「やな(簗)」とは、川の一部に木や竹で堰(せき)をつくって
水の流れを一か所に引き込み、竹で編んだ簀(す)を敷き、
そこに落ちてくる魚をとる漁法のことだそうです。
いただいたパンフレットによるとここのやな場は、
1633年に肥後藩主・細川忠利の命により、水田の水調節の場として
緑川から引き込んで造られたとのことです。
是非熊本に来られた時は行って見られるとよいですよ。
その折には同じ緑川傍にある当店にもお立ち寄りくださいね。
http://www.higonavi.net/shop/shop.shtml?s=2549
ところで銀杏ってとても有用な植物だそうですよ。
イチョウは記憶力の向上や血流の改善のために古くから用いられています。
またイチョウの葉には布や木材に近づく虫を避ける効果があるそうで、
昔から着物や木の防虫剤として使われていたそうです。
防虫剤と言えば、クスノキからとれる樟脳が有名ですよね。
なんていうとお歳がばれそうですが。
どちらにしても良い情報です。防虫用のポプリを作りましょう。
いいえ、これは作るべきです。
なんといっても我が熊本の木はクスノキですし、
熊本城の別名は銀杏城なのです。
おまけに大好きなセルロイドの原料の四分の一が
クスノキだったとは!
にほんブログ村
最新の画像もっと見る
最近の「古布、アンティーク着物」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事