たまねこ*古布とmy garden

4月16日 本震その② 

やっとのことで一階にたどり着けば、すぐが主人の部屋。

「大丈夫?」と声をかければ、茫然として「太かった!」

すぐ外に出なくちゃ、ところが次の部屋にも別のベットがあり、

おまけに荷物が乗っていて、棚も倒れていて、

避難道をふさいでいました。

今回は私の方が冷静で、「ここを先に私が乗り越えるので、

あなたは私の後に続いてきて…」

その部屋の建具も主人の力でやっと開け、

台所の建具は開けることはできなくて、玄関に通じるドアをも

なんとか開け無事に居間にたどり着きました。

そして居間もテレビや棚が倒れて、足の踏み場もない状態…

「カレン」愛犬の名を呼ぶとトコトコ歩き寄ってきました。

それでまた着の身着のまま皆で車中泊です。

台所の食器棚二つ、お店の棚三つ、割れた食器とともに

震災ゴミに出しました。食器などは高価なものほど割れました。

でもミニマリストに憧れていたのが、がっかりすることからの

助けになりました。勿論次の聖句も…―テモテ第一 6:7‐8。

「 わたしたちは世に何かを携えて来たわけではなく,

また何かを運び出すこともできないからです。

ですから,命を支える物と身を覆う物とがあれば,

わたしたちはそれで満足するのです」。

 




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