OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

北斎

2015年07月13日 | 日記

11日、TDC展を観る。
面白いな、と近づくと、アルファベットが入り込んでいる。
これは平安時代から続く葦手絵の現代版でもあると思った。



佐野研二郎さんの北斎のオマージュ作品、3つのうちの一つ。
 

もうひとつ、北斎へのオマージュは、葛西さんのタコとイカ。



「北斎漫画インスパイア展」への出品ポスターは、幸せ、のんびり。


葛西さんのウーロン茶の広告は肉筆もよく使われる。フツーの字でいい。

展覧会を一緒に観た方は葛西さんと旧知の仲。人柄もいいといい、久々に仲畑組で今週一献だという。
愚妻は葛西ファンである。

そのタコやイカが変貌すると、きのこ雲にもみえて、今のきな臭い時代の象徴にもみえてくる。
右も左もあるなかで、はじめから結論ありきの首相より、生きて帰って生きていることの喜びを伝える金子兜太先生を支持。


新国立競技場も、泥沼の上に建つことになった? 
人間の業と経済の話ししかみえてこない。

未だに沖縄に行ったことが無い。
いつまでも私のあこがれるまま、きれいな自然な海のままであってほしい。
アメリカ人とは仲良くするが、アメリカの属国になるつもりはない。

いま、「にんげんだもの」ではない。
「にんげんらしく」だろう。
蓮の花しか咲かない新国立、まつりごとも蓮の花を手向けるような世界に向かってはいけない。
日本人の智慧をもっと出して行きたい。
俳人ながら、生き方に鋭く喰いこむ兜太先生のように。







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