3月末まで。
銀座の永井画廊で、伊藤若冲を観る。2回目。
7,8年前になるのか国立博物館での若冲展は、観るのに何時間待ちだったのか、すごかった。
その若冲の水墨、掛軸のみだが、ガラス越しでもなく観られる。だから、マスク必須。
若冲に一目ぼれした素敵な方のコレクションだ。
買える作品もある、皆さんの年収くらい?
筆のタッチの大胆さと柔らかな墨のトーン、力量もさることながら、観察からの絵的に成立させているところが魅力のように思えた。
3月末まで。
銀座の永井画廊で、伊藤若冲を観る。2回目。
7,8年前になるのか国立博物館での若冲展は、観るのに何時間待ちだったのか、すごかった。
その若冲の水墨、掛軸のみだが、ガラス越しでもなく観られる。だから、マスク必須。
若冲に一目ぼれした素敵な方のコレクションだ。
買える作品もある、皆さんの年収くらい?
筆のタッチの大胆さと柔らかな墨のトーン、力量もさることながら、観察からの絵的に成立させているところが魅力のように思えた。
線は自然界にない、人間が作ったできたもの。
線が造形の基本。……。
(真意を語ってないおそれがあるがお許しを)
とベテラン現代美術家は語った。
知人の美術家との二人展に伺ったとき、お茶をいただきながら、その方が穏やかに語った。
その方の映像も流れていた。干潟を押し船で行く。浜辺を、木枝を大筆のように使って砂にストロークを刻む。
安っぽい書道パフォーマンスのような気負いはない。ただ、動いて、浜辺に線条が残り、押し寄せる波で消されていく。
線が人間によって刻まれ、自然界のなかに消えていく。
三月に入った日だったか。
蘭亭→盃流し→ひな祭り→桃の酒→白酒、と私の中では、続いた。
白酒の酔ほのめきぬ長睫毛 風生
白酒を求め、池袋の地酒を多く扱う酒屋さんに寄るがなく、しかたなく、似ているであろうどぶろくを買い求める。
池袋は、夜の教室。体からひな祭りを感じるために?ちょっとみんなでどぶろくを飲みながら、書いた。
それから3週間。
「白酒を飲んだことがない」といったら、今度、イベントのオープニングに豊島屋さんのお酒を出すので、注文しておいてあげる、と。
オープニングパーティに行けなかった私のために、白酒だけでなくそのときのお酒まで用意してくれていた。
そう、その白酒は、酒のみにとっては、甘いだけかもしれない。
わたしのように酒が弱い者にとっては、甘酒のようで違和感なし。
滋養、的でもある。
本日の目的は、浮世絵版元の仕事拝見のためと、依頼された暖簾のための筆文字の観るため。
だが、その暖簾が会場に運ぶ途中でどこかに紛れ込んで行方不明と!
ということで、ギャラリーからみる隅田川からのスカイツリーなど眺めながら、ゆったり過ごしました。
こういう書は、どこがいいのか?
無心で書いているところかな、と思う。
本人は必死で書いているのであろうが。
右手で書いたり、左手で書いたり。
もともと左利きの子であるが、その子に任せた。
こちらも左利きに挑戦したりしてみた。
この漢字もひらがなも、特に、筆文字は、右利き用にできている。
それでも、左利きの人は、右利き文化に合わせる。
それだけでも大したもんだ。
右利きより左利きの方が、才能の開花率も高いというのも、うなづける気がする。