時は流れ星。4年が過ぎた。東京の子は中学二年生に終わりを告げていた。公立の小学校から公立の中学校。そして、一年後に公立の高校を目指している。学業はクラス10番手。希望の学校への進学は闇の中だ。ごく普通の歩みだが運動神経が鈍くてケガばかり。これと言って取柄はない。ただ父信介より既に背が10㎝ほど高い。この間、信介は体力が著しく衰え不安定になっている。狭心症で手術を余儀なくされすぐに東京の病院で行った。病室に横たわった姿を子がキラリと見つめていた。一つには中国生活の悪環境の食生活が災いとなった。もう一つには運動不足。更には精神的なプレッシャーと不機嫌な精神状態だった。
「死活」からの脱出に赤信号が灯っていた。未だに混沌とした嵐の海に彷徨う一隻の船の船底に身を横たえていた。
生きる勇気はコーヒーや緑茶などの嗜好品とチョコレートやかりんとう、クッキーそして、羊羹などの甘味品に縋った。勇気はカフェインに頼った。ストレスは甘味品に頼った。弾き出され、行き場を失った人生の行き着く先は反日の異国だった。二度、三度、幾度も国境の淵の死線を彷徨う。
とことん行き着くところまで行ったのだ。覚悟はとっくに決めていた。ただもう少し命を繋がねばならないと奮起している。
幼き子は20歳になるまで死なないでと言った。そうすればあと6年あるのだ。できる限り繋がねばならない。
腹6分目の健康食事と適度の歩行の実施で繋ぐ。あとは仕事を繋ぐ努力を続けられるかで決まる。心臓病の再発や他の病に侵されたときはそれまでだ。考えても無駄だ。限界が迫っている。ただそれだけだ。
「死活」からの脱出に赤信号が灯っていた。未だに混沌とした嵐の海に彷徨う一隻の船の船底に身を横たえていた。
生きる勇気はコーヒーや緑茶などの嗜好品とチョコレートやかりんとう、クッキーそして、羊羹などの甘味品に縋った。勇気はカフェインに頼った。ストレスは甘味品に頼った。弾き出され、行き場を失った人生の行き着く先は反日の異国だった。二度、三度、幾度も国境の淵の死線を彷徨う。
とことん行き着くところまで行ったのだ。覚悟はとっくに決めていた。ただもう少し命を繋がねばならないと奮起している。
幼き子は20歳になるまで死なないでと言った。そうすればあと6年あるのだ。できる限り繋がねばならない。
腹6分目の健康食事と適度の歩行の実施で繋ぐ。あとは仕事を繋ぐ努力を続けられるかで決まる。心臓病の再発や他の病に侵されたときはそれまでだ。考えても無駄だ。限界が迫っている。ただそれだけだ。