カメラ大好きおばあちゃん

極々近場を一人気ままにウロウロし、目に留まった光景を投稿しています。

ブログ、SNSにも 「終活」 を ~どうすれば安心・安全?~

2017年04月29日 | その他
少々古くて丁度2年前の新聞記事ですが、 気になることでしたのでスクラップしてありました。今回ブログにUPして見ました。
ブログ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にある写真や個人データは、利用者が亡くなった後はどうなるのか?実生活の後始末が優先されインターネットは盲点になる。 だが、備えておかないと死後に望むような処理がされない恐れもある。
7年前に亡くなった男性の闘病記のブログは、知人らの追悼の言葉をかき消すように勝手に送られてくる迷惑な書き込みで、荒れ放題になっている。
ブログやSNSはメールアドレスと名前さえ入力すればすぐに始められ、匿名での利用もできる。一方でサービスを提供する側が利用者の死亡を確認するのは、 本人が本名で使っているとは限らないので非常に困難だ。このため、死後もブログだけが生き続けるという事態が起きてしまう。
心ない書き込みは故人の名誉だけでなく遺族の心も傷つけます。 ブログは利用者の生きた証しや遺産が残る場所ですが、管理する人がいなくなれば、 ネット内を漂流し続ける難破船のようになってしまうこともあります。 跡を濁さず旅立ちたいと思うなら生前から準備が必要です。「 I T終活 」の必要性をそう指摘するのは、「死とインターネット」をテーマにした連載を持つ I T ライターの吉田雄介だ。冒頭の例も吉田さんが見てきた数多くの「難破船」のようなブログの一つだ。
ではどう備えればいいのか。吉田さんは故人のブログ、 SNSのアカウント(使用権)を死後に遺族ら親しい人に管理、削除してもらうことが現実的な方法でしょうと話す。 そのためには生前からブログ、SNSを使うためのI Dやパスワードを家族らが知ることが出来るようにしておくことが大切だ。インターネットのサービスは提供者と利用者個人との契約なので、 たとえ家族でも他人による削除はルール違反との解釈もあるが実際には黙認されているという。
生前の準備として、まずは「インターネット上の持ち物リスト」を作っておくことだ。サービス名、 I D、希望する措置、備考の4項目が最低必要です。 悩ましいのはパスワード。 全てを記入するのはやはり危険なので、パスワードだけは手帳など別の場所で管理した方が良いでしょう。
I T 大手のヤフーはもしもの時に備えたサービスを提供している。 同社のサービスで保管している故人の写真や文書などのデータの消去、有料サービスの課金停止なども実施する。
最近は独り暮らしで身近に頼れる人がいないケースも多い。 その場合には、法的資格を持った第三者に託す方法がある。 死後事務委任契約は葬儀や納骨、遺品の整理や債務の清算住宅の撤去など死後のいろいろな手続きを遺族に代わって行う契約で、通常は弁護士や行政書士らに依頼する。その死後事務委任契約のサービスの一環としてSNSやメールのアカウントの削除などI T関連のサービスもしている場合がある。
もっと手軽にパソコンに残されたデータを削除したい人には無料で入手できるソフトもある。大阪市のI T企業「シーリス」が開発したソフト「僕が死んだら…」もその一つ。パソコン画面上の「僕が死んだら」という意味ありげなアイコンを死後に誰かがクリックすると「今までありがとう‥‥‥」など持ち主が生前に打ち込んだメッセージが画面に現れ、同時にあらかじめ指定した見られたくないパソコン内のファイルを削除してくれる。そのメッセージの中に、 処理して欲しいブログ、 SNSのI Dやパスワードを書き残すことも可能だ。
最後に、インターネット上に残した物が遺族や知人に迷惑をかけることもある。
インターネットバンクの預金口座は、 開設した本人以外はその存在がつかめないこともあり、 インターネット証券口座を開いていた場合には遺族に負債を残してしまう恐れさえ出て来る。 またインターネット回線の契約の名義変更をせずにいると、 口座だけが先に閉鎖されて料金が引き落とせず、 回線を共有している家族がネットを使えなくなることもある。 このような事態を防ぐためににも死後を周囲に委ねるだけでなく、自らも積極的に動くことが必要なのです。
旅立ちの準備は現実の世界だけでなくインターネットにもあることを心掛けたいものである。

常日頃断捨離を心掛け身軽になるよう努めていますが、ネット上の我がブログが難破船にならないよう心したい。