当院リスク部会主催で、
『医療のリスクマネジメント』 と題された
新須磨病院院長 澤田勝寛先生 による院内講演がありました。
澤田先生は神戸大学第二外科のOBで、医学部のみならず、
神戸大学経営学部の非常勤講師などもされておられる先生です。
講演内容は以下のようでした。
人間とは錯覚しやすい生き物である
→組織としては 危機の発生を最小限に抑える努力が必要
壊れ窓の理論:最初の小さなほころびを放置する→
モラル閾値の低下→組織全体の悪い意味での馴れ合い
したがって小さなほころびは早期対応が大切であること。
社会の危機(リスク)への対応も同様
イベントツリー:起こる前に備えあれば憂いなしという考え方
たとえば患者急変したら同対応したらよいかを前もって
シュミレート(急変!→人を呼ぶ→循環の確認 など)
フォルトツリー:起こってしまったことを検証(急変症例
→病態は同じだったか→投薬量、種類は適切であったか? など)
フールプルーフ:人は間違いを犯すもの
フェールセーフ:であればミスを起こしても拡大しない手立て
リスクに強い組織とは
暗黙知を形式知へ(誰にでもできるようなマニュアル作りをし、
共有することとして伝授したのが野村監督で、
かたや、暗黙知を暗黙知として伝授したのが長島監督。
リスクは起こりうるもの→前兆を捕らえること、
起こりうる可能性を予知すること
→大惨事を防ぎ、組織としても成熟を。
『医療のリスクマネジメント』 と題された
新須磨病院院長 澤田勝寛先生 による院内講演がありました。
澤田先生は神戸大学第二外科のOBで、医学部のみならず、
神戸大学経営学部の非常勤講師などもされておられる先生です。
講演内容は以下のようでした。
人間とは錯覚しやすい生き物である
→組織としては 危機の発生を最小限に抑える努力が必要
壊れ窓の理論:最初の小さなほころびを放置する→
モラル閾値の低下→組織全体の悪い意味での馴れ合い
したがって小さなほころびは早期対応が大切であること。
社会の危機(リスク)への対応も同様
イベントツリー:起こる前に備えあれば憂いなしという考え方
たとえば患者急変したら同対応したらよいかを前もって
シュミレート(急変!→人を呼ぶ→循環の確認 など)
フォルトツリー:起こってしまったことを検証(急変症例
→病態は同じだったか→投薬量、種類は適切であったか? など)
フールプルーフ:人は間違いを犯すもの
フェールセーフ:であればミスを起こしても拡大しない手立て
リスクに強い組織とは
暗黙知を形式知へ(誰にでもできるようなマニュアル作りをし、
共有することとして伝授したのが野村監督で、
かたや、暗黙知を暗黙知として伝授したのが長島監督。
リスクは起こりうるもの→前兆を捕らえること、
起こりうる可能性を予知すること
→大惨事を防ぎ、組織としても成熟を。