この表紙の絵を見て
あ!TVのNHK「ドキュメント 72時間」で見た自販機じゃない?
気まぐれは食べたことないけど
知り合いは、ドライブイン?秋田?で観た、食べた って言ってた
そうしたら、あとがきに
作者さんは、同じ番組を見てからの取材!!
だそうで
なかなか、自販機を通した人間の情というのか
古い、時々故障しながらも、みんなに愛される存在
そんな内容になっています
「ぽんこつ」って、今、なかなか聞かない、使わない言葉ですが
否定的、自虐的であまりいい言葉では
ないと思われますが
でも、なんというか、愛情も感じられる?
1台の自販機を通して
人の優しさ、絆、いろいろなことを感じさせてくれる作品です
で、え!?現役なの?
「ぼくはぽんこつじはんき」
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作:由美村 嬉々
絵:山本久美子
あさ出版
2024年11月06日初版
1,540円
さて、こちら、読みきかせボランティアさんのおはなし?
と、気になって借りてきた作品
初めて読む作家さん
児童書「朝読みのライスおばさん」
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著:長江 優子
絵:みずうち さとみ
理論社
2024年11月26日初版
1,540円
1,540円
「読みきかせ」といっても 対象は
赤ちゃんと親子向けからはじまって
子育て支援施設、保育所等 就学前の子ども対象
小学校
図書館
シニア? 等々
年齢幅は広いですよね 広過ぎますね(笑
こちら、小学校5年生に焦点を当てているのが
なかなか興味深いんです
その学校によっても
ボランティアの受け入れ方も違いますし
時間帯、時間、内容・・・
先生方の「読書」「読みきかせ」に対する考え方も様々
それぞれ違っているかと思われます
(あくまでも、気まぐれの経験上です)
この作品、唐突にすごい読みきかせおばさんが
登場します
体格も恰好もインパクトある上に
紙芝居はいいのですが、内容が創作?
にしても・・・あまりに内容が…と思っていると
ラップ!?で踊り出す!!
本の中の5年生でなくても、読者側も
あっけにとられてしまいます
15分きっちりで終わり
「お礼は不要!感想も不要!」と
これまた、ラップ調!?(笑
おはなし会の後の「感想を聞く」ことについても
いろいろな考え方、意見があることは
このBLOGでもいろいろ書いてきたところですが
この学校では、親御さんたちが読みきかせボランティアを
するようで
主人公コースケのいる5年2組だけに来る
この読みきかせおばさんが誰のお母さん?ではないか
おばあさん?とか、正体が気になります
担任の先生は、今一つしゃっきりしない感じで(これがまたいいんです
実は、この2組は、問題の多いクラス?
いえ、いえ、なかなか、自主性、個性のあるクラスのようで
お母さんたちも、イマドキな感じがあるし
子どもとのやりとりも、あるある な感じ
スマホについても、なかなか
かべ新聞活動もなかなかおもしろいです
コケの世界もなかなかいいんだよねぇ~
朝読みー読みきかせの日と
「自主読書」の日があって
子ども達目線で
「もう5年生だから」、絵本の読みきかせはうざい
と、感じている子も
「もう5年生なんだから」って、親は高度な?本を読めみたいな
暗黙の圧力かけてんじゃないの? みたいな(笑 ことも
ボランティアするお母さんの中には
もしかして、本当にあった!?ことがベースなのか
あくまでも本の中でのおはなしなのか
「六法全書」の中の「基本的人権の尊重」を読んだお母さんがいたーと
でも、これには、深い理由があって・・・とか
選書の難しさをさりげなく書かれています
変なおばさんは、米粟米子(よねあわよねこ)さんとのことで
2組のみんなが命名したライスおばさん が 読むのは
相変わらず変な創作なのです
が
その時々に、コースケたちそれぞれに
何かしら考えさせる種があるように思われます
ライスおばさんの取材や
夏休みの宿題からの~
ハロウィンでの出会い~と
いろいろな経験、いろいろな出逢い、つながり
そこからいい方向に行くかと思うと
ド~ンと落とされてしまう感覚
素敵なクリスマスで感動していたらー
そこにこれをもってきたか!?と、びっくり
人生順調にはいかないものです
今、現在、このタイミングで読めたのが
気まぐれ的には、よかったです
小学校、特に高学年で読みきかせ活動している方々に
読んでいただき、感想をお聞きしたいなぁ~と感じた作品でした