チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

チビクロサンボ

2006-08-15 14:59:18 | 身近な出来事
ドイツにやってきたら直ぐに行こうと思っていた場所がいくつかあります。その場所のひとつは実際はドイツではなく隣の国のベルギーにいくことです。ベルギーにも2年半ほど住んでいたことがあったので、そこを見に行きたいということもありましたが、それよりもなによりも食べにいきたいものがありました。

一つはクラブサンドイッチ。カニ、いや恐らくカニかまぼこだと思いますが、これをマヨネーズ風のドレッシングで味付けをしバゲットにはさんだものです。バゲットの外側の触感と、なかのやわらかいパン生地、さらにそこにカニの風味と触感が絶妙なバランスをかもしだしています。『うまみ』のような、こくのある後に引く味わいがあります。このサンドイッチを売っている店は魚介類屋さんですが、このサンドイッチを一度食べるとやみつきになり、ブリュッセルに住んでいた頃はよく食べていました。
30cmくらいあるバゲットですが、「うめえ~!」とか言いながら食べているとあっという間になくなります。

二つ目はチョコレートです。ベルギーはチョコレートの原料になるカカオの産地であるコンゴを植民地として持っていた歴史などから、チョコレート天国のような国です。日本でも有名なGODIVAやNEUHAUS、LEONIDAS、他にも名前の知れたチョコレート屋さんの多くがベルギーから始まっています。
日本では名前が知られていなくても、とてもおいしいチョコレート屋さんも多くあります。とにかくベルギーにいってチョコレートを食べたくてドイツについて3週間目の週末に片道220kmを走っていってきました。

でも、日本を発つ1ヶ月前から連日のように続いた送別会の影響が少し遅れて出始め、ベルギーに行く頃にはベルトの穴が1つ以上広いところでとまるようになっていました。なので、チョコレートは限られた量しか食べられない状況で、なやんだ挙句GODIVAを選びました。日本では1個200円くらいしたチョコレートが、ベルギーでその3分の1の値段で買えます。食べ過ぎないように、わりと小さめの箱を選んで、毎日少しづつ食べるつもりでした、結局4,5日でなくなりました。

実はドイツのデュッセルドルフにも、ベルギーチョコレートをしのぐといわれるチョコレートがあります。ハイネマンというケーキ屋さんのシャンパーニュトリュフがそれです。こてこてのチョコレートという感じではなく、口当たりもとてもよいチョコレートです。以前日本に買って帰ったらとても好評でした。

そんなチョコレートに関わる話で、ドイツで面白いものを見つけました。それはずばり『チョコレート』という名のバス&シャワージェルです。チョコレートを連想させるボトルケースの色に加え、チョコレートの絵までボトルにかかれています。
液体もチョコレート色だったらどうしようと期待と好奇心で出してみると、残念ながら色は透明でした。

でも、香りはまぎれもないチョコレート、そしてこれで体を洗うと体中がチョコレートの香りになります。これで体を洗っていると、何か自分が『チビクロサンボ』になったような気になりました。チビクロサンボとチョコレートとは全く関係はないのですが、なんとなく体がチョコレート色になっていくような気がして、その色の感じがちいさい時に絵本で見たチビクロサンボのイメージでした。

いい年してばかですね。