朋ちゃんは亡くなった人たちの絵を描く。
朋ちゃんは豊町のセイノさん、郵便局の時のシモちゃん、母ちゃんの吉竹孝枝さんを描く。
朋ちゃんはいつもは痛いと言っている腰を、かがめて砂浜のキャンパスに描く。
朋ちゃんが、砂浜に絵を描くときは、小さい朋ちゃんが一段と小さくなる。
朋ちゃんは小さくなり棒切れを手に持ち、後ずさりしながら夕焼けの砂浜に描く。
朋ちゃんが絵を描くときは子供に見える。
朋ちゃんは亡くなってしまった人たちとの、楽しかった思い出と一緒に描く。
朋ちゃんは亡くなった人たちと、話をしながら描く。
でも、私からみたら、朋ちゃんの独り言にしか聴こえない。
朋ちゃんはその後、生きている人のことも描く。
朋ちゃんは子供と孫、私を描いてくれる。
私が一番大きいのでわかる。
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